[見どころ先取り]ジャパンモビリティショー2025、ワクワクする企画を先行公開

ジャパンモビリティショー2025(イメージ)
ジャパンモビリティショー2025(イメージ)全 13 枚

ジャパンモビリティショー2025JMS2025)」の展示テーマは「#CULTURE」「#FUTURE」「#CREATION」の3本柱。「みんながワクワクする企画、必ず行きたくなる企画にしたい」と、日本自動車工業会モビリティショー委員会の貝原典也委員長は話す。来場者数は100万人以上が目標。

【画像全13枚】

10月30日から11月9日まで、東京臨海新都心の東京ビッグサイトでジャパンモビリティショー2025が開催される。主催する日本自動車工業会は、9月10日のチケット販売の開始に合わせて、注目のプログラムや展示内容を一部先行公開した。


●名車からキャンピングカーまで楽しめる「#CULTURE」

過去の名車やスーパーカーの展示、エンジン音を間近で体感できるプログラムなど、乗り物の魅力をたっぷり味わえる。

東7ホールでは、高度経済成長期の街並みや技術革新の足跡とともに、時代を彩った名車が登場する。屋外会場では、SUVの悪路走行パフォーマンスやモータースポーツ体験も予定されており、迫力ある走行シーンを目の前で楽しめる。ファミリー向けにはキャンピングカーやトミカのブースもあり、親子そろって盛り上がれそうだ。

●10年後の暮らしをのぞく「#FUTURE」

「Tokyo Future Tour 2035」では、150を超える企業が協力し、近未来の生活を提案する。空飛ぶクルマ「スカイドライブ」の試乗体験や、トヨタ「ミライドン」、ホンダ「コライドン」など未来型モビリティの展示が予定されている。街の姿や道の形、自然との共生など、10年後の暮らしを体感できるのが特徴だ。

遠いようですぐやって来る10年後、と貝原委員長は言う。「この10年で、デジタル化やAIの利用が一般的になった。これから先の10年も、決して他人事ではなく、一人ひとりのアイデアや選択で未来は創られていく、『未来は自分が創れる』ことを感じてもらえる」と説明する。

●ビジネスと創造をつなぐ「#CREATION」

スタートアップや大学120社以上が参加し、アイデアや最新技術を発表する「Startup Future Factory」。30社によるピッチコンテストもあり、来場者が新しいビジネスの息吹を感じられる場となる。前回好評だった「未来掲示板」も進化して再登場し、アーティストが来場者の声をもとに未来のモビリティを描く。

●メーカー展示の見どころ

9月10日の自工会記者会見では、一部のメーカーが展示内容の概要を明らかにした。

ホンダは『ホンダ0サルーン』(日本初公開)や『ホンダジェット・エリートII』モックアップを出展。「夢」を原動力に「地上・会場・空中」へと広がるホンダのモビリティを展示する。日野自動車は初公開を含む6台を展示し、すべてに搭乗できる。

マツダは「走る歓び」の未来像を示す展示を準備しており、これまで東京モーターショーで展示してきたコンセプトカーのように、「さすがマツダ!」と言われるような出展を企画しているという。ヤマハ発動機はグループ会社のヤマハと、音響を工夫した共同企画を予定している。いすゞやスバルも独自の世界観を展開予定だ。

●過去最大規模

出展者数は9月10日時点で480社以上。前回(2023年)の475社をすでに上回り、過去最大規模での開催となる。海外からの出展は40社以上で、前回から倍増、海外の完成車メーカーは8社で、こちらも前回の4社から倍増している。

●子どもから大人まで楽しめるプログラムに期待

小学生以下を対象とした職業体験「Out of KidZania in Japan Mobility Show 2025」は今年も実施され、体験料は無料。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)によるガイドツアーも開催され、専門家の解説付きで会場を楽しめる。さらに「JMSグルメストリート」には約40台のキッチンカーが並び、食事や休憩スポットとしても活用できる。展示と同時に食の楽しみも味わえるのが、このショーならではだ。

●チケットと公式アプリ

チケットは前売・当日券のほか、土日祝日のみ開場1時間前に入場できる「アーリーエントリー」、16時以降の「アフター4」など複数が用意されている。販売はオンラインまたはコンビニのみで、会場窓口での販売は行なわれない。

公式アプリには、出展者やプログラムの紹介・体験予約・お気に入り登録・ワクワクナビなど、もっと会場で楽しめそうな機能が搭載されている。

公式アプリのチケット管理機能を使って、購入したチケットを取り込むことで、当日はスマホ1つでスムーズに入場できる。事前にチケットの受け渡しをする機能もあり、友人や家族と来場する際に入場ゲート前であわてることもない。

●東京モーターショーから生まれ変わった

約70年続いた東京モーターショーから進化したJMSは、「共創プラットフォーム型イベント」として、社会課題の解決や新しい価値創造をめざしている。来場者にとっては、乗り物の楽しさと未来の暮らしを同時に体感できる、2年に一度の特別な祭典になりそうだ。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. メルセデスベンツ、全固体電池搭載『EQS』で1205km無充電走行を達成
  3. 「みんなガソリン車が欲しいんだよ…」フィアットの新コンパクト『グランデパンダ』、6速MT登場に日本のファンも反応
  4. アイシンが明かす、トランスミッションの膨大な経験値とノウハウが電動化を主導する理由
  5. 「めっちゃカッコよくない?」無限仕様の新型『プレリュード』が話題に、SNSではホイールにも「たまらない」の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る