レクサスの米国部門は、改良新型『IS』を2026年前半、米国市場で発売すると発表した。ハイブリッド(「IS300h」のFR車)だけの日本仕様とは異なり、米国は、ガソリン車だけの設定となる。
改良新型ISは、米国では「IS 350」の1バリエーションで展開され、「F SPORT Design」と「F SPORT」の2グレードを用意する。開発テーマは「性能とデザインの洗練」とし、ドライバーとクルマの対話を可能にする魅力的な運転体験と、ダイナミックでスポーティなデザインをさらに磨き上げた。
パワートレインには3.5L V6エンジンを搭載し、最高出力311hp、最大トルク280lb-ftを発揮する。駆動方式は後輪駆動(RWD)と全輪駆動(AWD)から選択でき、RWDモデルには8速スポーツダイレクトシフト自動変速機、AWDモデルには6速自動変速機を組み合わせる。

改良新型では運転体験をさらに発展させ、ステアリングの満足感と直感的な車両応答性を深めている。電動パワーステアリング(EPS)とサスペンションシステムを最適化し、幅広い道路状況や運転条件でリニアで一貫したステアリングフィールを実現した。
エクステリアは新しいフロントデザインを採用し、ISの低重心と幅広いスタンスを強調している。F SPORTグレードには空力性能を向上させる新設計のリアスポイラーと、シャープで反応性の高い運転特性を反映するオプションの赤いブレーキキャリパーを追加した。F SPORTとF SPORT Designの両グレードには、新しくスタイリングされた19インチ軽量アルミホイールを装着する。
ボディカラーは全7色を用意し、ウルトラホワイト、イリジウム、クラウドバーストグレー、キャビア、インフラレッド、ウルトラソニックブルーマイカ2.0、そして新色のウィンドをラインアップする。新色ウィンドは、ハードトーンのライトグレーベースにメタリックハイライトを注入し、動的な動きの感覚を表現している。
