スカイ・イノベーターは、ダイゾーが開発・製造した小型EVモビリティ「e-NEO」の正規販売店として、新規事業「EV INNOVATOR(イーブイ イノベーター)」を開始した。
同社は、本社所在地の渋谷を販売拠点に販売活動および試乗体験サービスを開始した。
「e-NEO」は、都市生活における移動の利便性・安全性・経済性を兼ね備えた新しいライフスタイルの選択肢として位置づけられている。
世界的にEVシフトが進む中、日本国内でも「次世代の都市型モビリティ」への期待は急速に高まっている。一方で、都市部における自動車所有率は減少傾向にある。
特に都市部(東京23区など)では、一人世帯の自動車所有率は極めて低く、年々微減という傾向が続いている。家族世帯でも過去10年間で最大10ポイント程度の減少傾向が見られる。
「EV INNOVATOR」は、渋谷というカルチャー・スタートアップなど様々な人が集まりトレンドが生まれる中心地から「新時代の都市型モビリティ体験」の発信を通じて、小型EVモビリティのある暮らしの豊かさや楽しさを多くの方に体感してもらいたいと考えている。
「e-NEO」には「NEO-ONE」と「NEO-Light」の2モデルがある。両モデルとも最高速度50km/h、航続距離100km、普通100Vおよび200Vでの充電が可能で、バッテリー寿命は充電回数約2000回(5~6年)となっている。
「e-NEO」が選ばれる3つの理由として、利便性、安全性、経済性が挙げられる。
利便性では、3人乗りでありながら小型サイズで、自転車感覚で気軽に使える一方で、荷物や家族の移動にも十分対応できる。狭い都市部の道路や駐車スペースにもフィットし、日常の「ちょっとした移動」から「週末のアウトドア」まで幅広く活用できる。
安全性では、最高速度50km/h、ヒルホールド機能を備え、都市部での走行に十分な性能を確保。さらに、三輪構造による高い安定性と空間拡張が安全走行を支える。
経済性では、普通免許で運転可能なため、特別な免許取得は不要。さらに「車検不要」「車庫証明不要」といった維持面でのメリットが大きく、EVならではの低ランニングコストも魅力。電気代は100km走行あたり約149円と、ガソリン車に比べて大幅に経済的という。
EV INNOVATORは、渋谷から始まるモビリティの革新を全国へ広げていくことを使命としている。今後は、渋谷を拠点とした定期試乗会や街乗りイベントの開催、観光地やリゾート地とのコラボレーションによる体験プログラムの提供、法人や自治体との連携によるシェアリングサービスや実証実験の推進、SNSやコミュニティを活用した「EVライフスタイル」の情報発信を進めていく。
EV INNOVATORが目指すのは、EVや小型モビリティの普及そのものではなく「新しいモビリティ文化の創造」である。その第一歩を、渋谷から始めている。