ソニー・ホンダモビリティ、EV『アフィーラ』開発加速…AWS・クアルコムと連携

ソニー・ホンダモビリティの『AFEELA 1(アフィーラ・ワン)』
ソニー・ホンダモビリティの『AFEELA 1(アフィーラ・ワン)』全 3 枚

アマゾン ウェブ サービス(AWS)、クアルコム テクノロジーズ、ソニー・ホンダモビリティ(SHM)の3社は9月16日、次世代スマートEV『AFEELA(アフィーラ)』の開発加速に関する新たな進展を発表した。

【画像】ソニー・ホンダのEV『アフィーラ』

3社の連携により、AWSのクラウドインフラストラクチャとクアルコムAI 100アクセラレーターを活用することで、SHMは先進運転支援システム(ADAS)の開発力を加速させる。AFEELAをコンセプトから進化させ、2026年の発売に向けた量産車両の実現を目指す。

SHMネットワークサービス開発部ゼネラルマネジャーの高倉大樹氏は「この連携やAWSクラウドを活用することにより、AFEELAを常にクラウドとつながるモビリティへと進化させ、安全性とエンタテインメントを融合させたパーソナルな乗車体験の実現を目指している」と述べた。

AWS上のクアルコムアクセラレーターの活用により、従来は数カ月を要していたシミュレーションにかかる開発期間を大幅に短縮し、これまでにない膨大な規模の走行データの処理が可能になる。

360度を検知するセンサーとスマートなAIシステムを搭載した統合ネットワークにより、AFEELAは道路状況を正確に認識し、実用性も備えた革新的で高度な自動運転支援を実現する。AWSが提供する先進的なAIは、カメラや各種センサーから得られる膨大なデータを集約し、車両の「見る・予測する・計画する」を支援し、運転支援機能を強化する。

AWS自動車&製造事業本部ゼネラルマネージャーのOzgur Tohumcu氏は「AWSはSHMおよびクアルコムとの連携を通じて、自動車の開発と体験そのものを根本から変革している」と語った。

3社はクラウドベースのインフラストラクチャとツールチェーンを構築し、SHMがデータシミュレーションの生成・処理・分析を効率化できるよう支援している。これにより、SHMのADAS開発が飛躍的に加速する。

本システムは、データ処理量の大幅な増加への対応を可能にし、適応型クルーズコントロール、駐車支援、自動運転などのADAS開発を強化し、最終的にはAFEELAに搭載されるSnapdragon Ride SoC上で稼働予定である。

クアルコム テクノロジーズVP Product ManagementのAnshuman Saxena氏は「AWSおよびSHMとの連携は、自動車のイノベーションにおける根本的な転換点です。シリコン技術とクラウドの拡張性を融合することで、ドライバーにこれまでにない卓越した体験を提供できる」と述べた。

クアルコムAI 100アクセラレーターを搭載したAWSのAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)DL2qインスタンスは、Snapdragon Rideプラットフォームとの組み合わせにより、AFEELAの開発を大幅に加速させている。これにより、検証の高速化、大幅なコスト削減、さらに物理の環境では再現が難しい多様なシナリオでの高度なテストが可能になっている。

《森脇稔》

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