5分で解説、クルマのバルブ交換! S25/T16の見分け方とDIY手順~Weeklyメンテナンス~

5分で解説、クルマのバルブ交換! S25/T16の見分け方とDIY手順~Weeklyメンテナンス~
5分で解説、クルマのバルブ交換! S25/T16の見分け方とDIY手順~Weeklyメンテナンス~全 1 枚

クルマには多種多様な電球(バルブ)が用いられている。そのいずれかが切れてしまうと、安全に大きく影響する。切れてしまったバルブはDIY交換が可能な場合も多いので、いち早く交換しておこう。

◆バルブ切れは安全性に直結
ヘッドライト・ウインカー・テールランプまで点検を

普段はあまり意識したことがないかもしれないが、クルマにはかなり多くのバルブが用いられている。ヘッドライト、ストップランプ、ウインカー、バックランプ、ポジション球、ナンバー灯など、数え上げたらかなりの数に上る。そのいずれかが切れてしまった場合は、安全性を損なうことがあるので要注意だ。

しかし、バルブが切れたことは案外見過ごしがちだ。ヘッドライトが切れた場合は、夜間走行時には一目瞭然だろう。また、ウインカーもいずれかの球が切れた場合には、点滅間隔が急激に速くなるハイフラッシャー(点滅速度増加)現象が起こることで、いち早くドライバーに知らせてくれる。

しかし、その他のバルブのトラブルは、ドライバーの点検が頼りになることがほとんど。特にテールまわりのバルブに関してはドライバーが見落としがちだ。仲間と隊列を組んで走行していて後続車に指摘されて、はじめて気づいたというケースもありがちだ。日常点検の項目には灯火類の点検も入っているので、各種の灯火の点灯や点滅などを定期的にチェックしておくのが基本だが……。

しかも灯火のチェックは二人一組で実施する必要がある。 一人は運転席に座ってペダルやレバーを操作し、それぞれの灯火を点灯させる必要があるからだ。例えば仲間や家族とドライブに出かける際には、出発前にチェックする習慣をつけておくと良いだろう。

◆車のバルブ交換の基本手順(DIY向け)

さて、バルブの切れを見つけた場合の対処法だが、初めてのユーザーにはハードルが高く感じるかもしれない。しかしバルブの切れはクルマメーカーとしては想定内のトラブル(消耗品)なので、メンテナンスやバルブ交換の手順が必ず用意されている。それに従って作業を行うことができればDIYでの交換も十分可能だ。

まずは、切れてしまったバルブにアクセスして取り外すことが最初の作業だ。ヘッドライトの多くは、ボンネットを開けるとランプハウスの後端が見え、そこからアクセスできる。

厄介なのはテールランプだ。車種によってバルブまでのアクセス方法が異なるため、切れてしまってから慌てるのではなく、事前にバルブの交換手順を調べておくと良いだろう。具体的には、ランプハウス裏側の内装を外してアクセスする場合と、コンビネーションランプの筐体を丸ごと脱着して、ランプの裏側にアクセスする方法に大きく分かれる。

内張りのメンテナンスリッドの位置や、ランプハウスを固定しているツメの場所などが分かっていれば、バルブにスムーズにたどり着けるだろう。近年はwebにこの手の分解事例が数多くあるため、愛車の車種やテールランプ、脱着に関するキーワードで検索すればピンポイントで脱着方法にたどり着けるケースもあるので、試してみよう。もちろん、ディーラーに尋ねても良い。

ちなみに、ランプハウスの裏側をツメで固定している車種の場合、脱着の際にツメが折れることがある。実は、メーカーではこれは想定内(周囲を傷めないためにツメが折れる設計になっていることも多い)なので、作業中にツメが折れてしまっても慌てたりがっかりしたりせず、冷静に対処を考えると良いだろう。あらかじめディーラーで新しいツメを用意して作業を始めるのも良いだろう。

◆口金球(S25)とウェッジ球(T16)の適合と選び方

こうして切れたバルブにアクセスできれば、次はバルブの種類を見極めて同じバルブを用意する。バルブにはさまざまな形状や消費電力があり、同じものを用意して取り付けることが大前提だ。

取り付け部分には、電球のお尻の部分が円筒形の電極になっている口金球(型式名はSで始まる/例えばS25など)と、くさび形の差し込み形状のウェッジ球(型式名はTで始まる/例えばT16など)がある。これらの型式名が判明したら同じものをカー用品店やディーラーで購入して交換・取り付けする。最後は脱着したパーツやボルト類などを間違わずに元に戻せば完了だ。

このように、バルブ交換は一度経験すればそれほど難しくない作業だとわかる。少しのメンテナンスでも自分で手を掛けることでクルマへの愛着も増す。切れたバルブにたどり着くのが少しハードルが高いかもしれないが、バルブが切れてから慌てるのではなく、まず今週末にバルブへのアクセス方法を調べてみると良いだろう。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も務めた。現在もカーオーディオをはじめとしたライティングを中心に活動中。

《土田康弘》

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