ヤマハ発動機は9月12日、イタリアのミサノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリにて、新開発のV型4気筒エンジンを搭載したプロトタイプマシン『YZR-M1』を初公開した。この新型レーシングマシンにSNS上では大きな盛り上がりを見せている。
新型YZR-M1は従来の並列4気筒から大きく方向転換し、MotoGPで主流となりつつあるV4エンジンの採用を採用し、マシン開発を通してのMotoGPでの競技力向上を目指している
この新型YZR-M1は、9月14日に開催されるMotoGP第16戦サンマリノGPで、「Yamaha Factory Racing Test Team」からワイルドカードで出場するアウグスト・フェルナンデス選手によって実戦投入される。加えて、ファビオ・クアルタラロ選手とアレックス・リンス選手も、レース翌日の公式テストでこのマシンを試乗した。

そんなニュースにSNS(旧Twitter)上では、「男の子はこういうの好きだよねー」「かっこええ! ビリビリくるぜ!」「走ったか! いかちぃ」と、満を持してV4エンジンを搭載した新型の登場に大きな盛り上がりを見せている。
また、「リアすげえ形してんなと思ったらクソでかいスポイラー付いてんのか」「深海魚っぽく見える」とレーシングマシンならでは特徴的な外装に注目する声も多く寄せられていた。
なお今回の投入は本格的なレース結果を求めるものではなく、MotoGPの実戦環境下でデータを収集することが主な目的とされている。MS開発部の鷲見崇宏部長は「企業としての総力を挙げて挑んでいる」と語り、ヤマハが再び頂点を目指すための大きな一歩になることを強調した。