ゼンリンのデジタル観光サービス「STLOCAL」、北九州・雲仙エリアに拡大展開

ゼンリンのデジタル観光サービス「STLOCAL」が北九州・雲仙エリアに拡大
ゼンリンのデジタル観光サービス「STLOCAL」が北九州・雲仙エリアに拡大全 3 枚

ゼンリンは9月18日、観光情報配信サービス「STLOCAL(ストローカル)」に、福岡県の北九州エリアと長崎県の雲仙市エリアを追加したと発表した。

【画像】ゼンリンのデジタル観光サービス「STLOCAL」

北九州エリアは福岡県で初めての展開になる。

本エリア追加を通じて、福岡県・長崎県及び展開中の佐賀県における狭域の観光エリア「マイクロエリア」内の観光周遊を喚起する。さらに地域観光における行政・観光事業者・飲食事業者等の共創によるサービス運営により、リピーターの増加や観光滞在時間の向上による観光消費拡大など、地域活性化に寄与することを目指す。

新エリアの北九州市には、桜の名所として知られる小倉城、明治から昭和初期に建てられた西洋建築物が多く残る門司港レトロ地区、さらにゼンリンが手がける地図の博物館「ゼンリンミュージアム」など魅力的なスポットが存在している。また、雲仙市は、雲仙温泉と小浜温泉を有し、雲仙岳をはじめとした豊かな自然や歴史を体感できる観光スポットがある。

それぞれの地域では、自然や伝統的な文化が織りなす豊富な観光資源が根付いている。「STLOCAL」では狭域の観光エリアを「マイクロエリア」として定義し、各エリアの特色を感じながらエリア内を周遊し、エリア間を巡ることで地域の観光を、より一層楽しんでもらえるサービスを目指す。

また、電子チケットの導入による旅マエの予約や決済サービスの提供、旅ナカにおけるデジタルスタンプラリー、クーポンなどの導入を行っている。

ゼンリンが手がける「ゼンリンミュージアム」の入館券を販売する。また、皿倉山ケーブルカー・スロープカー、関門海峡ミュージアム、旧大阪商船(わたせせいぞうギャラリー)、旧門司三井倶楽部、門司港レトロ展望室や市内観光施設の電子チケットは順次取り扱う予定である。

長崎県営バスが運行する長崎~雲仙(大人3420円(税込))、長崎~小浜(大人2790円(税込))の往復チケットを通常運賃よりお得に販売する。

今回新たに追加するエリアをはじめ、今後は九州各県への導入を推進していく。また、地域観光のデジタル化による省人化や観光施策の立案に貢献するための観光DXの実現に向け、本サービスを基にした機能・サービスの普及を促進していく。さらに、各エリアの周遊データ活用によるマイクロエリアにおける観光施策立案に寄与することを目指す。

ゼンリンは、日本全国の狭域な地域「マイクロエリア」が抱える様々な課題に対して「移動情報」と「地図情報」を活用して解決を図り、地域活性化に貢献する「ゼンリンマイクロMaaSソリューション」の提供に取り組んでいる。その取り組みの一つとして観光サービス「STLOCAL」を提供している。「旅するあなたに、そのまちでのとっておきの過ごし方をご提案する」をコンセプトに、まち歩きを中心とした周遊観光情報の検索・旅の計画作成機能をWebサイト、及びスマートフォンアプリで提供している。

スマートフォンアプリでは、公共交通機関・観光施設・体験アクティビティの電子チケットの購入や飲食・小売店と連携した「STLOCALクーポン」の利用が可能だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  4. V4エンジン搭載の新型ヤマハ『YZR-M1』登場に、SNSでは「ビリビリくるぜ!」「男の子はこういうの好きだよねー」など反響
  5. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る