脱炭素化支援機構(JICN)は、米国カリフォルニア州のテラワット・テクノロジー(TeraWatt Technology Inc.)の資金調達に対し、500万ドルの出資を決定したと発表した。
テラワット・テクノロジーは2020年1月設立で、共同創業者兼CEOは緒方健氏が務める。同社は次世代小型軽量リチウムイオンバッテリーセルの開発・製造・販売を手がけている。
同社が開発・商用化したリチウムイオンバッテリーセルは、従来品と同等以下のコストで高い安全性を維持しながら、高エネルギー密度(蓄電力が高い)を実現している。製造に必要な一部主要材料を抜本的に削減できるほか、既存セルを用いたバッテリーと比べて長寿命化も可能だ。