イタルデザイン、VWのEVベースに「3ドアSUVクーペ」提案…IAAモビリティ2025

イタルデザイン EVX
イタルデザイン EVX全 4 枚

イタルデザインは、IAAモビリティ2025において、フォルクスワーゲングループの電動モジュラープラットフォーム「MEB」の優れた柔軟性と拡張性を出発点とした研究プロジェクト「EVX」を発表した。

【画像】VWのEV車体を使ったイタルデザイン EVX

代替的なデザインボリュームとプロポーションに関する研究として開発されたこのプロジェクトは、他のフォルクスワーゲンモデルとの比較検討を目的としている。IAAサミットのフォルクスワーゲングループブースに、ホログラム可視化技術により展示された。

フォルクスワーゲンプラットフォーム事業部門からの委託を受けたEVXプロジェクトは、MEB+フロントドライブアーキテクチャをベースとしたコンセプトのバランス、全体的なプロポーション、デザインポテンシャルを提示している。新しい電動アーバンカーファミリーの枠組み内で開発され、フォルクスワーゲングループ外のOEMへの適応性に焦点を当て、プラットフォームが多様な市場ニーズに対応できることを実証している。

量産や特定のOEMを想定していないEVXは、全長4.23m、全幅1.82m、全高1.49m、ホイールベース2.6mの2+2クーペ、3ドア車両として構想されている。イタルデザインの伝統に従い、このプロジェクトには現実的で実現可能なソリューションを確保するための予備的実現可能性調査が含まれている。

戦略的に見ると、EVXはMEBプラットフォームの汎用性とイタルデザインの複雑なデザイン課題に対する包括的でアジャイルなアプローチを強調している。また、概念的なビジョンをタイトなスケジュールの下で洗練された3D形状に変換する、イタルデザインCASチームの高度なモデリング能力も実証している。

最終的に、EVXはフォルクスワーゲングループ内でのイタルデザインの積極的な役割を浮き彫りにしている。デザインとエンジニアリングの卓越したセンターとして、またグループと外部OEMの橋渡し役として、多様化したコンテキストで独自技術を強化する役割を果たしている。

《森脇稔》

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