ダイムラートラックは、次世代メルセデスベンツの燃料電池トラック「GenH2」のプロトタイプ4台を使用して、スイスアルプスでの夏季テストを実施したと発表した。
今回のテストは、標高600mから2478mまでの厳しい山岳路を持つヴァレー州で行われた。35度を超える高温と高地の薄い空気という厳しい条件下で、車両の冷却性能と熱管理システムの限界を検証することが目的だった。
開発チームは、電動パワートレインの性能、熱管理、燃料電池・バッテリー・タンクシステムの連携を実負荷ピーク時に検証した。また、燃料電池トラック向けの予測パワートレイン制御システム(PPC)のさらなる開発も重点分野となった。