SCSKは9月24日、モビリティ開発における製品やサービス販売の拡大を目的に、米国のSDVerseが展開する自動車業界初のソフトウェア専用のB2B Webマーケットプレイスへ参入すると発表した。
近年、自動車業界では、EV(電気自動車)や自動運転技術の進化により、車の機能をソフトウェアで制御する「Software Defined Vehicle(SDV)」、車だけでなく移動に関わるシステムやサービス全体をソフトウェアで管理する「Software Defined Mobility(SDM)」といった、ソフトウェア中心の概念が広がっている。
ソフトウェアを中心に構成された最先端車両では3億行を超えるソフトウェアコードが搭載され、制御用の電子制御ユニット(ECU)も100個以上に及ぶため、車両の開発はますます高度化・複雑化している。そのため、車載ソフトウェア領域は極めて専門性が高い分野かつ、多様なセキュリティ要件や製品・サービスが存在し、自動車メーカーや部品サプライヤーは、最適な技術やパートナーを選定するために多くの時間と労力がかかっていることが課題とされている。