トヨタ自動車は9月4日、レクサス『UX300e』とトヨタ『コースター』の2車種、計645台について、電気式水加熱ヒーターの不具合とデフロスターの機能不全のおそれがあるとして、リコールを国土交通省に届け出た。
対象となるのは、2021年1月6日から2023年12月5日に、制作されたトヨタ・コースターの5台とレクサスUX300eの640台の、計645台。
不具合が発生しているのは視野確保装置の電気式水加熱ヒーター。ヒーター素子の設計検討が不十分なため、当該素子の耐久性が不足している車両がある。そのまま使用を続けると素子内部が損傷し、最悪の場合はヒーターの作動が停止してデフロスタの性能が低下し、前面ガラスの曇りや霜が取れにくくなる恐れがある。
改善措置として、全車両の電気式水加熱ヒーターを対策品と交換する。改善済み車両には車台番号のハイフンの上に黄ペイントを塗布して識別できるようにする。
不具合は20件発生、事故の報告はない。