メルセデスベンツは、「AMGブランドセンター」をドイツ・ハンブルクにオープンした。エッセンに続くこの新拠点は、ブランド体験を包括的に提供する場となる。
ハンブルク・ヴァンズベク地区のフリードリヒ・エーベルト・ダム通りに新設されたセンターは、2フロア、1400平米を超える広大なスペースを持つ。来場者は現行モデルから限定車まで、メルセデスAMGの世界観を存分に体験することができる。
施設内には、情熱、能力、精密さを特徴とする高品質なサービスが用意されている。特に注目されるのは、1階に設置されたガラス張りの対話型受付エリアだ。ここにはリフティングプラットフォームが統合されており、顧客はAMGのサービスアドバイザーと共に自身の車両を詳細に点検し、技術的な相談をすることが可能である。
さらに、高品質なAMGアクセサリーを取り扱うショップや、スイスの時計メーカーであるIWCシャフハウゼンとの提携コーナー、スタイリッシュなミーティングポイントとなるカフェバーも併設されている。
建物の建築コンセプトには、AMGのデザイン言語が随所に取り入れられている。外観のファサードは、AMGの象徴的なロゴを反映した52度の角度が繰り返し用いられ、赤色のLEDライトストリップによる間接照明がレーストラックのラインを想起させる。内部もグレーを基調とした色合いやコンクリート打ちっぱなしの壁、レース用アスファルトをイメージした床材が採用され、最大12台のパフォーマンスモデルを展示する舞台を演出している。
約250名のゲストを招いて盛大なグランドオープニングイベントが開催された。イベントのハイライトとして、「Mercedes-AMG GT3 Edition 130Y Motorsport」や「AMG F1セーフティカー」、「AMG ONE」、そして「Mercedes-AMG PureSpeed」といった希少なショーカーが展示され、会場を沸かせた。
AMGブランドセンターは、東京、トロント、上海、エッセンなど、世界中の主要都市で展開されている。今回、ドイツの重要な拠点としてハンブルクが加わったことで、ブランドのさらなる発信力強化が期待される。