コンパクトハッチとして親しまれてきたルノー『トゥインゴ』。ルノーが開発中の後継モデルについて、各種情報をもとに予想CGをが制作された。SNS上では「新型の形いいな、初代に立ち戻った感じでよきよき!」「先にEVトゥインゴ出す→エンジン車復活の流れを密かに願っています笑」など話題を呼んでいる。
「トゥインゴ」は1992年10月のパリモーターショーで初公開されたコンパクトハッチバック。特に初代は長寿モデルとして2007年まで生産され、15年間で250万台以上が生産された人気モデルだ。

2020年代初頭にルノーは第3世代が最後の「トゥインゴ」になると発表した。しかし、2023年後半には、後継モデルのコンセプトカー『トゥインゴ・レジェンド』が登場し、2024年には『トゥインゴ E-Tech』と改名、今では新型の登場が期待されている。
後継の新型は、コンセプトカーからプロポーションと多くのディテールを継承する。コンセプトカーは初代トゥインゴからインスピレーションを得ている。例えば、ヘッドライトの形状、ヘッドライト間のエアダクトを模したデザインと、ボンネット右側の特徴的な要素も、初代へのオマージュとして継承される。
コンセプトカーと同様に、後継の量産モデルは5ドアボディ(初代トゥインゴは3ドアのみ)となる。プロトタイプから判断すると、リアドアのウィンドウは開閉できず、通気口のようにわずかに開く程度になるようだ。

テールライトの形状とグラフィックもコンセプトカーと酷似。リアウィンドウにはワイパーが追加、トランクリッドはコンセプトカーと比べて明らかに大型化される。さらに、新デザインのオリジナルホイールが装着されているのも確認されている。
新型トゥインゴのプラットフォームは、ルノー『4 E-Tech』および『5 E-Tech』ですでに採用されている「AmpR Small」を用いる。市場投入される最初のバージョンは、フロントアクスルに110psの電気モーターを搭載する予定だ。1回の充電での航続は、WLTPサイクルで約300kmとなる。
新型トゥインゴは今後数か月以内に発売される予定で、欧州市場では2026年上半期の発売を予定しており、価格は2万ユーロ(約340万円)を切ると予想されている。

X(旧Twitter)では「初代オマージュのデザインがいい!」「かわいい、まんま昔のトゥインゴ」「こういうのはもっと早くやって下さい!」と話題を呼んでいる。特に初代をオマージュしたデザインについて評価する声が多く、また「2代目、従来型に比べて重心低そう」という声もあった。
先に発表された『サンク』と共にEVとしてルノーの名車を復刻する動きが注目されている中、「(フィアット500のように)先にEVトゥインゴ出す→エンジン車復活の流れを密かに願っています笑」と内燃機関搭載モデルとしての復刻にも要望、期待の声が上がっている。