除雪車メーカーのNICHIJOは9月8日、凍結防止剤散布車について、巻込防止装置が走行振動で破損するおそれがあるとしてリコールを国土交通省に届け出た。
対象となるのは、NICHIJOの凍結防止剤散布装置を架装する、2015年10月8日から2024年8月20日に制作されたUDトラックス『クオン』の3型式、計117台。
不具合の内容は、凍結防止剤散布車の巻込防止装置において、設計検討が不十分なため強度が不足しているというもの。このまま使用を続けると、走行振動により破損するおそれがある。
改善措置として、全車両の左右の巻込防止装置に対策部品を追加する。当該部に損傷がある場合は新品に交換する。
不具合は15件発生、事故は起きていない。