日産がJリーグ「横浜F・マリノス」の売却も検討、“本業に集中”へ[新聞ウォッチ]

横浜F・マリノス(9月13日、日産スタジアム、対川崎フロンターレ)
横浜F・マリノス(9月13日、日産スタジアム、対川崎フロンターレ)全 4 枚

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。 

【画像全4枚】

経営再建中の日産自動車の“事業仕分け”が、ついに伝統のあるサッカーのクラブ運営にまで厳しく目を光らす状況に追い込まれているようだ。

日産がサッカーJ1の「横浜F・マリノス」を運営する会社の株式の売却を検討しているという。一部のスポーツ紙などが報じたのを受けて、きょうの各紙にも「日産、マリノス株売却検討、サッカーJI、複数企業に打診」(朝日)や「名門クラブに資金の壁、人件費以上の成果限界に」(日経)などのタイトルで取り上げている。

それによると、日産は運営会社の株式約75%を保有しているが、IT大手など複数の企業にクラブの運営権の売却を打診。年内に候補先を絞り、2026年の売却を目指して交渉を進めているという。

横浜F・マリノスは、1972年に創部した日産自動車サッカー部が前身。99年に横浜フリューゲルスと合併して、横浜F・マリノスとなり、Jリーグや天皇杯などで複数回の優勝経験がある。昨年度の入場料収入も17億円で浦和レッズ、サンフレッチェ広島に次ぐ3番目で日本のサッカー界をけん引してきた名門チーム。だが、マリノスは黒字を維持しているものの、深刻な経営を立て直すには、例外を設けずにスポーツ関連事業を含めた幅広い分野でコスト削減を進める必要があり「本業に集中することが重要と判断した」(日経)とも伝えている。

2025年9月30日付

●危険運転に数値基準、速度・飲酒各2案 60キロ道路、40キロ超か50キロ超、酒0.25ミリ以上か0.5ミリ以上(読売・1面)

●日産「マリノス」売却検討、J1運営会社株、IT大手などに(読売・28面)

●車8社世界生産、8月苦戦2.0%減(毎日・6面)

●燃料電池バス共同開発、トヨタといすゞ合意、26年度生産(産経・9面)

●ダイハツ「コペン」生産来年8月末で終了(東京・4面)

●よく分かる車載電池、急速充電網、整備進む(日経・16面)

●テラチャージ、DMMと連携(日経・17面)

《福田俊之》

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