ドイツの自動車部品大手のマーレは9月29日、ミヒャエル・マハト氏を新会長に任命したと発表した。現会長のハインツ・K・ユンカー氏は2026年1月1日付で退任し、マハト氏が引き継ぐ。
マハト氏はポルシェ元CEOおよびフォルクスワーゲン取締役会メンバーを歴任した自動車業界のベテランだ。1991年にポルシェに入社し、1998年に取締役会メンバー、2009年にCEOに就任。2009年から2014年まではフォルクスワーゲンの取締役会メンバーも務めた。2020年からマーレ監査役会メンバーとして活動している。
退任するユンカー氏は2015年から10年間会長を務めた。1996年にマーレに入社し、約6か月後にCEOに就任。2015年まで同職を務めた間、製品ポートフォリオを飛躍的に拡大し、売上高を8倍の115億ユーロに増加させ、マーレを世界的テクノロジー企業へと発展させた。