ドイツのバスメーカーのネオプランは、10月3日にベルギーのブリュッセルで開幕する「バスワールドヨーロッパ2025」において、2階建てバス『スカイライナー』の特別仕様車「アウヴェルター・エディション」を初公開する。
この特別仕様車は、創業者の息子であるコンラート・アウヴェルター氏の85歳誕生日と、ブランド創設90周年を記念して製作された。
スカイライナーは1967年から製造が開始され、58年間にわたって環境性能、効率性、安全性の分野で業界標準を設定してきた。今回の特別仕様車には、デジタルコックピット、革新的な運転支援システム、効率的なドライブシステムが搭載されており、環境に優しく快適で安全な乗客輸送を実現している。
コンラート・アウヴェルター氏は1940年にシュトゥットガルトで生まれ、1955年に家業で自動車整備士の見習いを開始。1962年から1964年にかけてハンブルクの車体・車両構造工学学校で学び、「2階建てバス」をテーマとした卒業論文が後のスカイライナー開発の礎となった。1973年からはピルスティング工場の経営を担当している。