ホンダ、ブラジル二輪工場に投資…2026年に年産160万台に拡大へ

ホンダ・ブラジル・マナウス工場(2014年)
ホンダ・ブラジル・マナウス工場(2014年)全 1 枚

ホンダのブラジルにおける二輪車の生産・販売現地法人であるモトホンダ・ダ・アマゾニア・リミターダ(HDA)は10月2日、拡大するブラジル二輪車市場の需要に合わせマナウス工場に2026年から2029年までの4年間で約16億レアルを投資すると発表した。

HDAのマナウス工場は1976年に稼働を開始し、現在は年間生産能力140万台で110ccから1100ccまでの19モデルを生産している。ブラジル国内だけでなく米国・オーストラリア・メキシコなど17カ国に輸出しており、これまでの累計生産台数は3100万台を超えている。

近年、個人の移動手段としての需要増加に加えて、デリバリーなどの商用ニーズの高まりを背景に、ブラジルの二輪車市場は急速に拡大している。

今後も継続的な拡大が見込まれる需要に対応するため、HDAは2026年から2029年まで継続して新しい設備の導入などによる生産工程の能力拡大や、工程のレイアウト変更などによる生産プロセスの最適化、工場内物流の改善などを行う。

これにより市場の変化や需要の増加、今後の商品ラインアップ拡大に、より迅速かつ柔軟に対応できる体制を整え、2026年には生産能力を160万台に拡大し、新たに約350名の雇用を創出する見込みだ。

HDA社長の一瀬新氏は「ホンダはブラジルの可能性を信じ、地域社会の持続的な発展に向けた取り組みを継続している。今回の新たな投資は、ブラジルという国、ビジネスパートナー、そして国内市場に対するホンダの揺るぎない信念を改めて示すもの」とコメントした。

《森脇稔》

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