自民党総裁選の決選投票では、高市早苗氏が新総裁に選出されたが、まだ首相に就任したわけでもないのに、「初の女性首相誕生へ」や「茂木外相、木原稔官房長官」など閣僚候補の名前を大きく報じた紙面もあり、少なからず違和感を覚えるなかで「高市政権」発足を見通した記事が目白押し。
そんな紙面構成の中で、10月5日付けの各紙は、高市新総裁は「こんな人」などのタイトルで、これまでの歩みと素顔を紹介した記事を掲載、このうち、読売は「愛車は『スープラ』、東京と奈良何度も往復」として、車好きとして知られ、1990年代からトヨタのスポーツカー「スープラ」を愛車としていた。スープラは高市氏が初めて買った新車で、地元・奈良の選挙区内を走り、衆院議員になってからは東京~奈良を何度も往復した「相棒」という存在という。
さらに、廃車となった後も大切に保管し、2022年にレストア(修復)されると、「最高のエンジン音がよみがえった」とも。車は奈良トヨタの自動車博物館「まほろばミュージアム」(奈良市)で展示されているそうだ。
愛車はスポーツカーばかりではない。産経は「バイク乗り回すドラマー」が見出し。「高校時代は大学の学費を稼ぐためにアルバイトに精を出した」としつつ「移動のためにバイクの免許を取り、大型バイクを乗り回していた」という。ちなみに、その車種はカワサキが1980年代に販売していた「Z400GP」だそうだ。
初の女性首相として、物価高対策などの政権運営にはスピート感覚が求められるが、民意を無視するような“暴走”だけは命取りにもなりかねないので要注意だ。
2025年10月6日付
●万博あと1週間 (読売・1面)
●茂木外相、木原稔官房長官,萩生田氏は党要職検討、小林鷹氏・小泉氏入閣方針 (朝日・1面)
●市場「サナエミックス」期待、株4万9000円台見方(産経・3面)
●衛星通信で広域操縦、ドローンや空飛ぶクルマ、規制緩和へ(日経・1面)
●EVバス、再エネ調整、東京電力、発電量予測し充電計画(日経・1面)