車高調・ブレーキ・エンジンが長持ちする正解メンテ、“やってはいけない”習慣もわかる~カスタムHOW TO~

車高調・ブレーキ・エンジンが長持ちする正解メンテ、“やってはいけない”習慣もわかる~カスタムHOW TO~
車高調・ブレーキ・エンジンが長持ちする正解メンテ、“やってはいけない”習慣もわかる~カスタムHOW TO~全 6 枚

チューニングして走りのグレードアップをすれば気持ち良く走れるようになるが、それも永遠ではない。必ずパーツは劣化していく。

【画像全6枚】

とくに純正パーツに比べればチューニングパーツのライフは短い傾向にあるが、普段の扱い方でそのライフは伸ばせる。上手にチューニングパーツと付き合ってもらいたい。

1:サスペンション

とくに消耗しやすいのは車高調などアフターパーツのサスペンション。純正サスペンションは10万km使っても特にオイル漏れもせず、乗り心地もそれほど変わらないことも多い。対する車高調は、人によっては数年の使用でオイルが漏れてきたということもあるし、ガタが発生して異音が起きることもある。

車高調においてはロッド部分にダストブーツがなかったり、そこからゴミが入りやすくなっていたりする。このロッドにゴミが付いてストロークすることでシールに傷がつき、ダンパーオイルが漏れる原因になる。そのためレースの世界では頻繁にサスペンションを取り外して清掃している。

チューニングカーではもちろんそこまでできれば最高だが、とりあえず洗車時にタイヤとフェンダーの隙間から水をかけてあげるだけでも効果はある。サスペンションについた汚れや泥を洗い流してやるだけでも、ゴミが噛み込むことを防ぐことができる。とくに降雪地域や冬場は路面に巻かれた融雪剤によってサスペンション自体が錆びやすくなる。こちらも頻繁に水洗いして流してやるだけでサビを防ぐことができる。

車高調のバネレートを交換しているような人は、そのバネレートにも注意したい。サスペンションメーカーの標準設定よりもバネレートを低くしているとフルストロークしやすい。そうなるとサスペンション自体がダメージを受けることもある。

フルストローク時にそれ以上沈まないように受け止めるバンプラバーというウレタン製のパーツも、あまりにフルストロークしているとダメージを受けてボロボロになり、最後にはなくなってしまう。そういったこともあるので、バネレートを変えている車両や車高をすごく低くしているような場合は、定期的にバンプラバーなどのダメージも確認しておきたい。

2:ブレーキ

サーキット走行をしたりする場合、スポーツパッドを使うことも多い。気をつけたいのは本格的なサーキット向けのパッドをストリートで使用すると、パッドもローターも摩耗しやすいということ。パッドやローターの対応温度が100度未満のものは街乗りにオススメできない。あっという間にパッドもローターも減ることがある。

それから、スポーツパッドによっては洗車後に濡れたまま置いておくと、パッドとローターの間がサビて張り付いたりすることがある。それによってしばらくブレーキ時にジャダーが出たりすることもある。洗車後は5分ほど走って、ブレーキ回りなどの水を飛ばしてからクルマを置いておくのがオススメ。

3:エンジン

ノーマルエンジンでも同じだが、とくにチューニングエンジンやターボ車でブーストアップしている場合、よかれと思ってアイドリングする人もいるがこれはオススメできない。アイドリング時は油圧が低く、それによって潤滑が十分にされずトラブルが起きることがある。エンジン始動時の約1分くらいのアイドリングは良いが、長時間のアイドリングはよくない。エンジンをかけて少ししたらゆっくりと走り出してエンジンを温めたい。

サーキット走行後などにエンジンをアイドリングのままかけておいている人もいるが、これもターボの冷却のためなら数分で十分で、それ以降は油圧が低い状態が続くので好ましくない。実際レーシングカーもピットに入ったら基本的に即エンジンは停止。アフターアイドルをすることはまずない。エンジンをかけたまま寝るなどは、環境問題以前に、そういったダメージの面でも好ましくないのだ。

《加茂新》

加茂新

加茂新|チューニングカーライター チューニング雑誌を編集長含め丸15年製作して独立。その間、乗り継いたチューニングカーは、AE86(現在所有)/180SX/S15/SCP10/86前期/86後期/GR86(現在所有)/ZC33S(現在所有)。自分のカラダやフィーリング、使う用途に合わせてチューニングすることで、もっと乗りやすく楽しくなるカーライフの世界を紹介。

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