【ヒョンデ インスタークロス 新型試乗】EVを身近に感じさせてくれる「アクティブ」な一台…島崎七生人

ヒョンデ・インスタークロス
ヒョンデ・インスタークロス全 18 枚

その名も“インスター・クロス”。ヒョンデのラインアップに今年加わったばかりの『インスター』に早くも登場した正式な新グレードだ。これでインスターはCasual、Voyage、Loungeと併せ4グレード展開となった。

【画像】アウトドア風のアクティブグレード『インスタークロス』

オールマイティ・スモールEVに新設定されたアウトドアテイストのアクティブグレード……がメーカーの説明で、「確かに」と素直に頷ける仕上がりになっているのが実車だった。

ヒョンデ・インスタークロスヒョンデ・インスタークロス

外観で目を惹くのは専用のボディ色で、写真のアマゾナスグリーンマットのほか、ダスクブルーマット、アンブリーチドアイボリーの3色がこのクロス専用色とのこと。ディテールでは専用デザインの前後バンパー、サイドシルプロテクターや、アルミホイール(大昔にあった、ミケロッティ・デザインのクロモドラ製アルミホイールを思い出した)、ルーフバスケットなどがクロス・ユニークな部分。なおカタログの数値では全高は他グレードに対して+100mmの1715mmとなっている(車両重量はLounge+10kgの1630kg)。

試乗車にはほかにも、ボディサイドの木目のデカール(ホイールにもアクセントに木目が貼ってある)、フロントバンパー部のシルバーメッシュ(これもデカールと呼べばいいか?)など、アクセサリーカタログの表紙の写真のようなアイテムフル装着状態だった。が、決して満艦飾(=派手に飾ること)ではなく、自然な出で立ちに見せているところが個性派インスターらしい。

ヒョンデ・インスタークロスヒョンデ・インスタークロス

インテリアでは写真のダークグレーカーキが選べる点が特徴。ごらんのとおり、シート表皮のうちのクッション部をカーキとした2トーンで、これは外からは見えないがドアを開けて初めて目に飛び込んでくる驚きのコーディネーションといったところだ。シートバック、センタートレイの黄色の挿し色も専用だ。

装備類は、主要装備表を30分かけて見較べてみたが、これまでの最上級だったLoungeとは、電動スライド式サンルーフが非装着であること以外は共通。嬉しいのが、最上級仕様をベースにしているだけに、前席シートヒーター&シートベンチレーション、およびステアリングヒーターが標準で備わる点。EVでは季節を問わずありがたい。

ヒョンデ・インスタークロスヒョンデ・インスタークロス

撮影をメインに短時間ながら走らせた印象は、以前に試乗済みのLoungeと基本的に共通。路面からの入力を心地よくいなしてくれる乗り味、左パドルで選べばワンペダルも可能なパワーコントロールのしやすさなどは魅力に感じる部分。一充電走行距離は393kmと、Lounge(458km)との数値上の差はあるものの、とにかく日常使いからコンパクトで気安く乗りこなすことができ、EVを身近に感じさせてくれるクルマだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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