ステランティスジャパンは2025年10月2日、プジョー、シトロエン、DSブランドの乗用車9車種計1849台について、リコールを国土交通省に届け出た。速度の確認ができなくなるおそれがある。
対象車種は、プジョー『2008』、『208』、『508 HYBRID』、シトロエン『C4』、『e-C4』、DS『DS 3 クロスバック』、『DS 7 クロスバック E-TENSE』、『DS 7』、『DS 9 E-TENSE』の9車種10型式。輸入期間は2023年1月7日から2025年6月9日まで。
不具合の内容は、車内情報システム(速度計、ナビゲーション、オーディオ等の統合システム)において、制御プログラムが不適切なため、タッチスクリーンとメータークラスター(速度計)が消灯し、速度の確認ができなくなるおそれがあるというもの。
改善措置として、全車両の車内情報システムの制御プログラムを対策仕様に更新する。プログラムの書き換えは、対象車両へ遠隔配信にて配信し、使用者自身でインストールしてもらう方式を採用する。
不具合件数は3件で、本国フランスからの情報による発見となった。日本市場で事故の報告はない。