テスラジャパンは10月8日、電気自動車テスラ『モデルY』のパワーウィンドウ制御プログラムに不具合があるとして、国土交通省にリコールを届け出た。
右側のボディコントローラモジュールにおいて設計検討が不十分だったため、運転席側パワーウィンドウの制御プログラムが不適切なものがある。この不具合により、指を挟んだ際などに挟み込み防止機能が正常に作動せず、保安基準に適合しないおそれがある。
対象車両は、型式「ZAA-YL3YT」と型式「ZAA-YL1YT」のいずれも右ハンドル仕様。ZAA-YL3YTが1108台、ZAA-YL1YTが854台の計1962台。製作期間は2025年4月10日から7月14日まで。
改善措置として、全車両に対してOTA(無線通信)により、当該プログラムを対策プログラムに書き換える。使用者への通知は、ダイレクトメールまたは車載ディスプレイへの表示で行う。また、同社のインターネットホームページにも掲載する。
発見の動機は本国からの情報によるもので、これまでに日本市場で不具合の発生、事故の報告はない。