いすゞのピックアップトラック『D-MAX』が、オフロード用品メーカーのARBの創立50周年を記念した大陸横断冒険に起用された。英国からモロッコまでを走破している。
この10日間の遠征では、いすゞD-MAXを使用し、フランス、イタリア、スペインを経由してモロッコに到達後、同じルートで帰国した。
D-MAXには、ルーフトップテント「Altitude」、キャノピー「Ascent」、引き出しシステム「Outback」、スライド式キッチン、冷蔵庫「ZERO」、ベースラック、ウインチ付きステルスバー、オーニング、サスペンション「OME」、リカバリーポイントなど、ARB製アクセサリーが装着され、キャンピングカー仕様に仕立てられた。
D-MAXの4WDシステム、ラフテレインモード、ヒルスタートアシスト、ヒルディセントコントロールと組み合わせることで、過酷な遠征に対応できる仕様となったという。
遠征は、ARBハブネットワークの複数チームが区間を分担して実施された。最初の区間はARB UKのフィールドセールスマネージャーであるスティーブ・ウォルソーとダリル・ミドルトンが担当。その後、ベリンガー・イスズのアラン・リクストンとトーマス・ザイドホフに引き継がれた。
イタリアからスペインへの区間は、ベリンガーのマネージングディレクターであるオリバー・ディンビローとセールスマネージャーのジョー・ベリンガーが担当。最終区間では、クロフォーズ・オートモーティブ・チェルムスフォードのマーケティングマネージャーであるハンナ・ケルシーが、スペインからモロッコのマラケシュまでを走破した。
ベリンガー・イスズのトーマス・ザイドホフは「アルプスの峠から砂漠の砂丘まで、素晴らしい景色が続くルートで、D-MAXとARBキットを試すことができた。これこそが私たちの目指すもの、つまり実際の冒険を素晴らしい仲間と美しい場所で共有すること」とコメントした。
ARB UKのセールスマネージャーであるダン・ウォリスは「この遠征は50年間のビジネスを祝うだけでなく、私たちのルーツに戻り、ARBが何を目指しているかを示すもの。それは、冒険、探検、そして楽しい思い出作り。オーストラリアのチームも同様の冒険をアウトバックで行っており、私たちも負けじとイギリス版のパリ・ダカールラリーを企画した」と述べた。
1975年にオーストラリア・メルボルンで設立されたARBは、オフロードアクセサリーの世界的リーダーに成長した。イギリス支社はダドリーに拠点を置き、特に2021年のトラックマン買収以降、急速に拡大している。