1~9月の訪日客、最速3000万人超、円安追い風で消費額も過去最高7兆円迫る[新聞ウォッチ]

1~9月の訪日客、最速3000万人超、円安追い風で消費額も過去最高7兆円迫る(写真はイメージ)
1~9月の訪日客、最速3000万人超、円安追い風で消費額も過去最高7兆円迫る(写真はイメージ)全 1 枚

今年1~9月の間に日本を訪れた外国人の数が史上最速で3000万人を超えたそうだ。日本政府観光局が発表したもので、きょうの各紙にも「訪日客最速3000万人、1~9月 年4000万人超ペース」などと取り上げている。

それによると、9月単月の訪日客数は、前年同月比13.7%増の326万6800人で、9月として過去最多を更新。1~9月期の訪日外国人客数も前年同期比17.7%増の3165万500人となり、通年でも初めて4000万人を超えるペースで推移しているという。

国籍・地域別では、中国が42.7%増の748万7200人で最多。コロナ禍後低迷していたが、20~40歳代や家族連れを中心に回復したとみられており、韓国も5.0%増の679万3600人、台湾が9.8%増の503万6700人と続いている。

また、7~9月期の訪日客の消費額は速報ベースで前年同期比11.1%増の2兆1310億円で過去最高を記録。1~9月に訪日客が宿泊や買い物などに消費した額も6兆9156億円にも達したという。

消費の傾向としては「インバウンド(訪日客)ビジネスは、かつての『爆買い』対応から、長期滞在者向けの体験型消費に力点を移すなど、訪日客の好みに合わせて変化しながら規模を拡大している」(読売)と分析。首都圏の「道の駅」などでもレンタカーで訪れたドライブ中の外国人の姿もよく見かけるようにもなってきた。ただ、「各地の観光地が活気づく一方、騒音や混雑といったオーバーツーリズムも深刻さを増している」(東京)とも伝えている。

2025年10月16日付

●党首会談、自民・維新に連立打診、政策協議きょう開始 (読売・1面)

●モビリティショー名車も展示、初代「ジムニー」など (読売・8面)

●ガソリン暫定税率、廃止へ原案作成、自公立合意 (読売・9面)

●年間の訪日客最速3000万人突破、1~9月 (毎日・6面)

●カーリース、本当にお得?「理解不足」で相談相次ぐ(産経・22面)

●車用フィルター海外生産会社、デンソー、トヨタ紡織に売却 (日経・15面)

●ホンダ、米AI振興に追加出資(日経・15面)

●大型タイヤ脱輪対策急ぐ、トラックの事故件数、最多水準に、ブリヂストン、路上でも素早く作業、住友ゴム、ソフトで危険を予測(日経・16面)

●ステランティス、米に2兆円投資(日経・17面)

●日野自に迫る「親離れ」三菱ふそう統合、来春に新会社、経営・資金調達トヨタ頼れず (日経・19面)

●高齢者運転事故相次ぐ、名古屋・兵庫、1人死亡9人重軽傷 (日経・39面)

《福田俊之》

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