トヨタ自動車は、小型SUV『C-HR』の2026年モデルを欧州で発表した。「Mid+」グレードのアップデートと「GRスポーツ」グレードの選択肢を拡大している。
C-HRは2017年のデビュー以来、ヨーロッパで100万台以上を販売する人気モデルとなっている。独特なクーペシルエットと洗練されたデザイン、楽しい走行性能を特徴とし、プラグインハイブリッドとハイブリッドの高効率パワートレインを用意している。
2.0Lプラグインハイブリッドは、WLTP複合モードで最大66kmの電動走行が可能で、市街地走行では約100kmまで延びる。予測効率ドライブ機能により、ジオフェンシング技術を活用してハイブリッドモードと電動モードを自動切り替えし、低排出ガス地域やBEV専用区域での走行に備える。
2026年型Mid+グレードでは、18インチマットブラック加工アルミホイールを新たに採用し、ブラックセンターオーナメントが特徴的だ。フロントとリアシートには新しいサマラファブリックを導入し、リサイクル素材の使用比率を向上させた。グレーの背景に微細な混合色のヒントを持つサマラファブリックは、ダークグレーとブラックのファブリックと組み合わされ、フロントシートのグレーステッチとガンメタルのギアシフトノブ装飾が上質な室内空間を演出する。
GRスポーツグレードには、新たに1.8Lハイブリッド(140hp)が追加され、既存の2.0Lプラグインハイブリッド(223hp)と2.0Lハイブリッド(180hp)と合わせて3つの選択肢となった。全仕様でヘッドアップディスプレイを標準装備し、パノラマルーフ、バイトーン+カラーリング、プレミアムJBLサウンドシステムをオプション設定している。1.8L仕様では19インチアルミホイール、2.0L仕様では20インチアルミホイールを標準装備する。
全グレードに新色のストームグレーとルナスカイブルーを追加し、モダンで新鮮な外観に。また、注意散漫や疲労の兆候を検知し、緊急時運転停止システムと連動するドライバーモニターカメラを全車標準装備とした。