横浜ゴムは10月17日、ジムカーナ競技・サーキット走行向けタイヤ「ADVAN A050(アドバン・エイ・ゼロゴーゼロ)」に、タイムアタック競技に最適な新コンパウンド「A1」を3サイズ追加し、11月27日に発売すると発表した。
「A1」は、「全日本スーパーフォーミュラ選手権」や「SUPER GT」などの過酷なサーキットレース向けに開発した原材料を、市販競技用タイヤ向けに初めて採用した新コンパウンド。タイムアタック競技において最大限のタイヤ性能を発揮することをコンセプトに、競技の特性に合わせたグリップ力を高めている。
「ADVAN A050」はモータースポーツ競技での性能を最大限に引き出すことを目的に開発した高性能タイヤで、高いコーナリング性能や制動性能、トラクション性能に加えて安定性と信頼性を提供する。よりタイムアタック競技に適した「A1」に加え、ジムカーナ競技やサーキット走行など各競技の特性に合わせた「G/S」「M」コンパウンドもラインアップしており、その高い性能評価によりスポーツタイヤ市場における揺るぎない市場地位を確立している。
横浜ゴムは2024年度から2026年度までの中期経営計画「Yokohama Transformation 2026(YX2026)」のタイヤ消費財戦略において高付加価値品比率の最大化を掲げ、グローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」、「ウィンタータイヤ」、そして18インチ以上のタイヤの拡販に取り組んでいる。
その中で、モータースポーツ活動を「ADVAN」「GEOLANDAR」のブランド価値向上の場と位置付け、トップカテゴリーからグラスルーツカテゴリーまでグローバルでの多岐にわたるモータースポーツ競技に参戦している。