日産自動車の中国合弁、東風日産乗用車公司(DFN)は10月16日、新型『ティアナ』と同社初のPHEVセダンとなる『N6』を発表した。両セダンは年内に中国で発売する予定だ。
新型ティアナは、プレミアムな快適性を提供する洗練されたセダンとしての伝統を維持しながら、新デザインを採用した。先進的なインテリジェントコネクティビティ機能を採用し、中国の内燃エンジン車として初めてファーウェイの「HarmonySpace5.0」スマートコックピットを搭載した。
シャープでエレガントなエクステリアはプレミアム感と洗練された美しさを表現し、インテリアにはファーウェイの「HarmonySpace5.0」スマートコックピットとHuaweiの「SOUND」オーディオシステムを採用することで、多彩なインテリジェント機能による高い快適性を提供する。
新開発したPHEVセダンのN6は、好評を博している電気自動車『N7』と同様に、東風日産独自の新エネルギー車技術アーキテクチャーを採用し、1.5リッターエンジンと21.1kWhのLFPバッテリーを搭載している。
車体寸法は全長4831mm、全幅1885mm、全高1491mm、ホイールベースは2815mmで、エレガントなシルエットと広々とした室内空間を両立している。外観はV-Motionデザインのシグネチャーグリルや前後に配した表情豊かなLEDライトが特徴的で、流麗で有機的なラインが自信と躍動感を表現している。
日産のイヴァン・エスピノーサCEOは「経営再建計画Re:Nissanで、日産が提供する価値を再定義していく。日産の核となる強みを強化し、ブランドの鼓動を高鳴らせ、人々にワクワクと信頼を提供する商品を生み出す」と述べた。
日産はグローバルな商品戦略を通じて、多様なパワートレインの選択肢を用意し、最適な市場に最適なタイミングで投入している。中国では本戦略に基づき、先進的な内燃エンジン車、ハイブリッド、革新的なEVを市場に導入している。