ベントレーの「ベイビー・ベンテイガ」がニュルに出現! 価格もコンパクト…ではないかも

ベントレー アーバンSUV のプロトタイプ
ベントレー アーバンSUV のプロトタイプ全 23 枚

ベントレーは現在、ブランド初となるコンパクトBEVクロスオーバーSUVを開発中で、その市販型プロトタイプが初めてニュルブルクリンクに出現した。“ベイビー・ベンテイガ”、あるいは“アーバンSUV”のデザインの特徴が、だんだん明らかになってきた。

【画像23枚】ニュルを疾走する偽装SUV

ついにベントレーから小型SUVが登場する。……と聞いて、一般の人も、近所のベントレー店で購入できるかもしれないと思ったら、大間違いだ。小型SUVの価格は、たしかに20万ドル(約3000万円)と高騰する『ベンテイガ』ほどではないものの、15万ドル(約2200万円)からと、おいそれと手が出る価格ではない。

新型SUVは、フォルクスワーゲン・グループの「PPE」アーキテクチャを採用し、ポルシェ『カイエンEV』と共有される。そのため、これまで目撃されたプロトタイプは、ポルシェ・カイエンを用いたテストミュールだったが、今回ニュルに現れたテスト車両には、ベントレーのデザイン的特徴がはっきりと見て取れる。

しかし、これが最終デザインというわけではない。フロントエンドでは、青く見える4灯式ヘッドライトが確認できるが、これは明らかに本物ではない。偽装ステッカーの後ろにある実際のライトは、ポルシェから流用した4灯式LEDデイタイムランニングライトのようだ。

ベントレー アーバンSUV のプロトタイプベントレー アーバンSUV のプロトタイプ

リアセクションでは、ベンテイガに加えて『コンチネンタル』からもインスピレーションを得た、楕円形のテールライトが見えるが、これもデカールで、左のライトを見ると内部に本物のLEDストリップが光っているのがわかる。

また、ハッチのふっくらとしたパッドは、部外者の目を混乱させるため延長されているように見える。同様に、ドアにも分厚いパッドがあり、リアのクォーターウィンドウは完全にテープで覆われている。ウィンドウを模倣した黒いテープと、フレームの形状を隠すためのカモフラージュなど、プロトタイプはほとんど偽装で隠されており、正体が明かされるまでには時間がかかりそうだ。

ベントレー アーバンSUV のプロトタイプベントレー アーバンSUV のプロトタイプ

兄弟モデルのポルシェ・カイエンEVは、108kWhバッテリーを搭載し、WLTPサイクルで約560kmの航続を実現する見込みで、2026年発売される予定だ。しかしベントレー・エディションのEVは車重が重くなる可能性が高く、航続距離は若干短くなると予想される。

また、カイエンで導入が予定されているワイヤレスEV充電システムも、ベントレーに搭載される可能性がある。いっぽうで、ベンテイガと市場で干渉しないように、カイエンと同じ1000ps以上のモーターシステムは搭載されないかもしれない。

いまだ未定の車名についてだが、ベントレーは2025年始めに2つの商標を出願した。1つは「マヨン」という名称だ。これはフィリピンの火山に由来するようで、ベンテイガもまた、カナリア諸島の火山岩にちなんで名付けられており、有力候補と言えそうだ。もう1つは、かつてベントレーの救世主として活躍し、ルマンで3度の優勝を果たした著名な「ベントレーボーイ」レーサー、ウルフ・バーナートの姓である「バーナート」で、この2つのどちらかになることが濃厚だ。

《APOLLO NEWS SERVICE》

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