ビー・エム・ダブリューは10月16日、BMW『X3』の充電装置(スタータージェネレーター)に不具合があるとして、国土交通省にリコールを届け出た。
スタータージェネレーターのB端子において、製造管理が不適切なため、火災に至るおそれ、走行中にエンジンが停止して走行不能となるおそれがあるとして国土交通省にリコールを届け出た。
スタータージェネレーターのB端子において、製造管理が不適切なため、スリーブとリードフレーム間に隙間が生じているものがある。そのため、 接続が緩み抵抗値が増加しB端子が異常過熱して警告灯が点灯し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。または、走行中にエンジンが停止して走行不能となるおそれがある。
対象車両は、2024年12月2日 ~ 2025年2月14日に製造されたBMW「X3 20d xDrive」の計8台。
改善措置として、全車両、良品のスタータージェネレーターへ交換する。また、スタータージェネレ ーターのB端子とB+ケーブル締結部を点検して、必要に応じてB+ケーブルを交換する。
発見の動機は本国からの情報によるもので、これまでに日本市場で不具合の発生、事故の報告はない。
本件は、2025年6月5日付け届出番号「外-4006」で届出したリコールについて、対象範囲が拡大したことから追加で届出された。