グラスの中で揺れるワインの色合い、マセラティのSUV『グレカーレ』にワンオフ…伊ワイナリーと協力

マセラティ『グレカーレ』の「トリブート イル ブルチャート」
マセラティ『グレカーレ』の「トリブート イル ブルチャート」全 7 枚

マセラティは、イタリアの名門ワイナリー「マルケージ・アンティノリ」とのコラボレーションにより、SUV『グレカーレ』のワンオフモデル『グレカーレ トリブート イル ブルチャート』を発表した。

【画像】マセラティ『グレカーレ』のワンオフ

同車は、マセラティ フオリセリエ パーソナライゼーション プログラムの一環として制作され、高度なエンジニアリング技術とワイン造りの芸術を融合させたイタリアの匠の技を象徴している。

デザインは自然とブドウの収穫期からインスピレーションを得ており、ボディカラーには「アルキミア スカルラッタ」という特別な色合いを採用。この色は、グラスの中で揺れるワインの深い赤色を表現しており、光の当たり方によって様々な色合いに変化する特殊な顔料「クロマフレア」を使用している。バーガンディをベースに、銅金色とダークラズベリー色の2つのトップノートを重ねることで、見る角度によって異なる色に見える深みのある仕上がりとなっている。

エクステリアには、ペガソ フォルジャーティまたはクリオ フオリセリエの21インチホイールを装着。リア側はオーバーサイズリムを採用し、より筋肉質な外観と優れたグリップ力を実現している。ブレーキキャリパーはブラック仕上げで、フロントマッドガードには同色のフオリセリエロゴが描かれている。

インテリアは、タン/ダークレッドレザーを使用し、同色のステッチングと専用の「カンネローニ」(リブ織り)パターンを採用。ヘッドレストにはダークレッドのトライデントロゴが刺繍されている。14スピーカーのソナス ファベル プレミアムオーディオシステムとパノラマサンルーフにより、キャビン内での体験をより豊かなものにしている。

このワンオフモデルは、トスカーナ州沿岸のボルゲリ地方へのオマージュとして製作された。同地は2002年に誕生したワイン「イル ブルチャート」の故郷であり、力強く調和のとれた個性を持つこのワインの精神が、グレカーレと共鳴しているという。

「イタリアンリビングのエッセンスを運転する」というコンセプトのもと、グレカーレ トリブート イル ブルチャートは単なる自動車を超えた、イタリアの匠の技の象徴として位置づけられている。

《森脇稔》

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