サプライチェーンプランニングプラットフォームを手がける米国のo9ソリューションズは10月22日、自動車業界向けデータエコシステム「Catena-X」コミュニティに加盟したと発表した。
同社は2024年10月にCatena-Xの需要・生産能力管理(DCM)認証を取得しており、今回の加盟は自動車業界における標準化された安全なデータ交換の促進に向けた重要な一歩となる。
Catena-Xは、自動車業界が主導する業界横断的なデータエコシステムで、企業間の垣根を越えた安全で相互運用可能なデータ交換を実現する共通の標準規格やオープンソースコンポーネント、認証フレームワークを提供している。
o9ソリューションズはコミュニティメンバーとして、デジタルプランニング、サプライヤーコラボレーション、多階層インテグレーションにおける専門知識を提供し、Catena-Xの技術的プロセスと標準規格の形成および規模拡大に貢献していく。
同社の調達部門バイスプレジデントであるファルコ・フェルドシェン氏は、「Catena-Xコミュニティへの加盟は、効果的なコラボレーションとは単なる接続性以上のものだという当社の信念を反映している」とコメント。共通の標準規格と信頼という基盤、そして低い参入障壁とシンプルで安全なコミュニケーションを通じて幅広い参入を可能にすると述べた。
同社のプラットフォームは既にCatena-Xの需要・生産能力管理ユースケースにおいて認証を取得しており、現在は実際の計画環境におけるCatena-X標準規格のスケーラビリティとユーザビリティ向上を目指すワークストリームに積極的に貢献している。




