AI乗り合いサービス「mobi」、沖縄・豊見城市で運行開始…交通空白地域の課題解決へ

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豊見城市と沖縄セルラー電話、コミュニティモビリティは、沖縄県豊見城市東部エリアにおいて、AIオンデマンド交通「mobi(モビ)」のサービスを11月4日に開始した。

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「mobi」は、生活圏内の移動において徒歩や自転車、マイカーの代わりとなる新しいスタイルの定額乗り合い交通サービス。通勤通学、子どもの送迎、近所への買い物、家族でのお出かけなど、新たな移動手段を提供する。

豊見城市では、慢性的な交通渋滞の解消、運転免許証を持たない高齢者や学生など交通弱者への移動手段の確保、医療施設へのアクセス利便性向上が課題となっている。

今回サービスを提供する豊見城市東部エリアは、高低差のある地形的特性であり、既存のバス路線から離れた場所にも住宅地が広がっており、交通空白の解消が求められている。特に高齢者や学生など、移動手段が限られる交通弱者については、通院・通学・買い物などの日常的な移動に不便を感じている方もおり、地域住民からは「ラストワンマイル交通」の必要性が強く求められてきた。

「mobi」は、アプリや電話で簡単に呼ぶことができ、利用者のニーズに応じた柔軟な運行が可能なため、自宅から目的地までの移動を効率的にサポートする。通院や買い物への移動手段の確保に悩む高齢者や、習い事や塾などの送迎時間の確保に悩む子育て世代の移動に関する課題解消に大きく寄与する。

サービス提供期間は2025年11月4日から2026年1月31日まで。サービス提供時間は午前8時から午後7時まで。4名乗車可能な車両を使用し、料金は1回乗車毎に大人(中学生以上)500円、子ども(小学生)250円。幼児(未就学児)は、同伴者1名につき2名まで無料。

利用方法はアプリまたは電話。電話受付時間は午前9時から午後7時。決済方法はクレジットカード、現金。乗降箇所は公共施設、商業施設、病院等62箇所だ。

運行は大栄交通が行い、アプリをコミュニティモビリティが提供する。

《森脇稔》

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