スカニアジャパンは10月27日、スカニア『LPGRSシリーズトラック』のエンジン制御ユニット不具合により、265台のリコールを国土交通省に届け出た。
対象車両は2024年3月25日から2025年3月24日に製作されたLPGRSシリーズトラック、計265台。
エンジン制御ユニットにおいて、設計検討が不十分なため、走行距離が多くなると燃料高圧ポンプ内の油圧制御バルブが固着することがある。 そのため、燃料噴射量が不足し、エンジンの出力が不安定となり、クラッチ滑りが発生するほか、最悪の場合、エンジンが再始動できなくなるおそれがあるという。
改善措置として、全車両、当該ユニットを対策プログラムに更新し、燃料高圧ポンプ内部の油圧制御バルブの固着が発生しないよう、ブースト電流を増加させるプログラムに変更を行う。
現時点で不具合の発生の報告はない。




