トイファクトリー、避難訓練で軽バン型キャンピングカー『MARU MOBI Lite』実証…岐阜県可児市と連携

トイファクトリーが岐阜県可児市と連携し、避難訓練で軽バン型キャンピングカー『MARU MOBI Lite』を実証
トイファクトリーが岐阜県可児市と連携し、避難訓練で軽バン型キャンピングカー『MARU MOBI Lite』を実証全 5 枚

トイファクトリーは11月6日、岐阜県可児市と連携し、避難訓練で軽バン型キャンピングカー『MARU MOBI Lite』を実証したと発表した。

【画像】避難訓練で軽バン型キャンピングカー『MARU MOBI Lite』を実証

トイファクトリーは、キャンピングカーメーカーであり、その技術を応用した多機能防災車両『MARU MOBI(マルモビ)』の提案を進めている。同車は、トヨタ『ハイエース』をベースとし、自治体や団体向けの災害対応車両として開発された。岐阜県可児市と連携し、ハイエース仕様のマルモビ車両に加え、新たに軽バンベースの『MARU MOBI Lite(マルモビライト)』も導入されている。

2024年の岐阜県可児市役所での避難訓練では、マルモビライトが遠隔からの指揮拠点として使用された。新潟県にいる可児市長が搭乗し、災害対策や避難所開設などの指示を出した。拠点の確保や電源供給が難しい環境でも対応できる軽自動車ベースのマルモビライトは、災害時の初動対応に適していることが示された。また、可児市役所ではハイエースベースのマルモビが被災地の本部拠点として設置され、参加職員からは天候に左右されず会議が行える有用性が評価された。

避難訓練では、現場と遠隔指揮拠点の連携強化としてドローン中継が活用され、リアルタイムで情報共有が行われた。現場と本部機能の統合により迅速な意思決定が可能となり、災害対応の質向上につながった。可児市ではこのマルモビシリーズを期日前投票所や夏祭りの救護室としても活用し、平時と非常時の両方で機能性を実証している。

トイファクトリーは2025年6月に、自治体や企業向けの防災・特殊車両開発を強化するため新事業部「TFME事業部」を設立。これにより地域に根ざした防災モビリティの普及を目指す。マルモビシリーズは「フェーズフリー」な多目的車両として評価されており、トイレカーなどの特殊用途も注目を集めている。最新のマルモビライトは能登地震被災地の現場意見を反映した公民連携モデルだ。

トイファクトリーは1995年創業で、キャンピングカーにおける高断熱施工や独自のエアロウィンドウ、高効率ソーラー発電システムなどを業界に先駆けて採用。2023年にはフィアット『デュカト』をベースにした新型キャンピングカーも発表した。

地域活性化の一環として岐阜県可児市の公園ネーミングライツ契約や全国のオーナーイベントも開催している。今後もTFME事業部を通じて、自治体や防災機関との連携を強化し、マルモビシリーズの普及に取り組んでいく。

《森脇稔》

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