トヨタ紡織、次世代移動空間モック「I.C.30」展示…ジャパンモビリティショー2025

トヨタ紡織のプレスブリーフィング(ジャパンモビリティショー2025)
トヨタ紡織のプレスブリーフィング(ジャパンモビリティショー2025)全 5 枚

トヨタ紡織は、ジャパンモビリティショー2025でプレスブリーフィングを実施し、「Finest QUALITY OF TIME AND SPACE For you あなただけの特別な時空間」をコンセプトに新製品を発表した。

【画像】トヨタ紡織の次世代移動空間モック

白柳正義代表取締役社長は、同社が世界23の国・地域、90拠点のグローバルネットワークを基盤に事業を展開していることを説明。2024年度の売上収益はおよそ1兆9000億円で、2030年には2兆2000億円の達成を目指すと発表した。

自動車業界でCASEやMaaSの進展に伴い、車室空間が「体験価値を生む場」へと変革する中、同社は従来のシート・内装のシステムサプライヤーから「インテリアスペースクリエイター」への変革を推進している。

トヨタ紡織のプレスブリーフィング(ジャパンモビリティショー2025)トヨタ紡織のプレスブリーフィング(ジャパンモビリティショー2025)

今回の主要展示品として、JAXAと共同開発している「ウェルボヤージュ・シート」を紹介した。これは航空機座席と機内移動用車いすを一体化したシートで、「空旅のユニバーサルデザイン」を実現する研究開発の成果だ。搭乗時にこのシートに乗り換えれば、機内用車いすと同様に機内移動でき、そのまま座席になる。移乗回数を減らすことで、車いすユーザーと介助者の負担を軽減し、スムーズで快適な移動を提供する。

また、次世代移動空間モック「I.C.30 Integrated Cabin 2030」では、安全・環境をベースにした快適な移動空間の実現に向けた製品群を展示。様々な着座姿勢を考慮した「リラックス&セーフティシート」、ユーザーの気分に寄り添った光の演出で心地良い空間を提供する「車室内イルミネーション」、各デバイスを連携させた空間制御など、同社の製品領域の広がりを示している。

《森脇稔》

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