ブリヂストン、空気充填不要タイヤ「AirFree」搭載グリーンスローモビリティで公道実証…富山市と開始

「AirFree」が装着された「Boule BaaS」
「AirFree」が装着された「Boule BaaS」全 2 枚

ブリヂストンは11月10日、富山市が運営するバスタイプのグリーンスローモビリティに空気充填の要らない次世代タイヤ「AirFree」を装着し、公道での全国初の実証実験を開始したと発表した。

【画像】「AirFree」が装着された「Boule BaaS」

「AirFree」は「地域社会のモビリティを支える」ことをミッションに、高齢化や過疎化、労働力不足といった地域交通に関する様々な課題の解決策として注目されているグリーンスローモビリティで安心・安全な移動を支えることを目指している。

富山市とブリヂストンは、グリーンスローモビリティ運行事業に関する連携協定を2025年2月に締結し、公道での実証実験の準備を進めてきた。今回の実証実験は、バスタイプのグリーンスローモビリティ「Boule BaaS」(ブールバース)が運行されている富山駅北エリアで行われる。

実験では車両データ・走行データ・メンテナンス状況・利用者アンケートといった多角的なデータを収集することで、「Boule BaaS」と「AirFree」の組合せによる特性や機能、提供価値を富山市とブリヂストンで検証するとともに、2026年の社会実装に向けて活動を推進する。

実施概要は、期間が2025年11月8日(土)から11月24日(月)の土日祝日(計7日)、運行時間は富山駅北口広場発で始発9時40分、最終16時30分。実施エリアは富山駅北口広場と富山県美術館・富岩水上ラインを繋ぐルートで、車両台数は1台となっている。

検証項目は3つに分かれている。1つ目は「AirFree」提供価値の検証で、パンクレス・メンテナンス効率化による「移動を止めない」価値、安心・安全、サステナビリティイメージ、利用者増加など「AirFree」導入による価値向上を検証する。2つ目はオペレーションの検証で、メンテナンス性やタイヤ個体管理、運行面での稼働管理など運用面での実用性を検証する。3つ目は技術検証で、振動や乗り心地のデータを収集し、技術面の有効性を検証する。

《森脇稔》

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