タクシー配車に特化したコミュニケーションセンターを運営する電脳交通は、日個連東京都営業協同組合(以下「都営協」)の配車業務の一部を受託したと発表した。
都営協は、東京23区及び武蔵野市・三鷹市で営業する3200名以上の個人タクシー事業者からなる協同組合で、東京の公共交通の一翼を担っている。近年、タクシー業界はドライバーの確保・配車体制の維持・利用者ニーズの多様化など複数の構造的課題に直面している。
都営協でも配車オペレーターの確保が困難であることから、土日祝日の昼間帯では自動音声による対応を行ってきた。しかし、利用者からの問い合わせの多様化や有人対応へのニーズの高まりを背景に、より柔軟で安定的な配車体制の構築が求められることになった。
検討の結果、全国各地のタクシー会社の配車業務受託の実績を持つ電脳交通を都営協の配車オペレーションの委託先として選定した。
受託内容は、東京23区、武蔵野市、三鷹市における特定時間帯(土日祝6時から22時)の配車受付および配車指示業務となる。対応拠点は電脳交通コミュニケーションセンター(所在地:徳島県徳島市)が担当する。
電脳交通のコミュニケーションセンターは、タクシー配車に特化したコールセンターで、現在全国40都道府県、約150社のタクシー事業者の配車業務を受託している。コミュニケーションセンターの着信件数は月間20万件に達し、約120名のコミュニケーターが対応している。
電脳交通は今後も、これまで培ったタクシー配車システムの運用実績と専門的なサポート体制を活かし、都営協の利用者に高品質な配車サービスを提供していく。




