ジェイテクトは11月10日、自動車部品・軸受・工作機械事業で培ったコアコンピタンスを活かし、FA制御機器用耐環境リモートI/Oユニット「TBIPシリーズ」をTOYOPUCの製品ラインナップに追加したと発表した。
TBIPシリーズは、工作機械や生産設備において省配線化を実現するリモートI/Oユニット。安全用I/Oと一般用I/OをEtherNet/IP通信で接続することで、端子箱を必要とせず、設備内に直接レイアウトすることが可能だ。
同製品の最大の特徴は、M12コネクタによる配線接続とIP69K防水・防塵性能を両立していること。一般的に制御機器は防水性がないため、金属製または樹脂製の制御箱・端子箱に収納し、設備内に設置する必要がある。しかしTBIPシリーズは、制御箱なしで直接設備に設置可能で、端子箱レス設計を実現し、設置工数の削減や省スペース化に貢献する。
また、従来は安全用I/Oと一般用I/Oを混在して使用することができず、それぞれに通信線が必要なため、省配線化が困難だった。TBIPシリーズは、制御の頭脳であるPLCとCIP Safety over EtherNet/IP通信で接続することで、安全機器においてカテゴリ4の安全レベルを維持しながら、安全用と一般制御用の混在使用を可能にする。IEC 61508 SIL3安全認証を取得しており、高い安全性と信頼性を確保しつつ、省配線化・省機器化に大きく貢献する。
なお、同社は本製品をIIFES 2025に初出展する予定だ。
ジェイテクトグループは「技術をつなぎ、地球と働くすべての人を笑顔にする」というミッションに基づき、2030年までに目指す姿としてJTEKT Group 2030 Vision「モノづくりとモノづくり設備でモビリティ社会の未来を創るソリューションプロバイダー」を掲げている。このソリューションプロバイダーへの変革のために、既存製品の高付加価値化と新領域へのチャレンジの両軸での成長と変革を目指している。
TBIPシリーズは、同社が提案するモノづくり設備のソリューションの一つである。これまで培ってきた技術をつなぎ、新たな製品サービスを生み出し世界中のモノづくり現場に貢献していく。同社はモビリティ社会の未来を創るソリューションプロバイダーとして、多種多様な視点で機能価値の向上に貢献する製品を開発し、順次提案していく方針だ。




