セコムグループのTMJは、保険業界向けに特化した新サービス「保険センター立上・運営サポートサービス」の提供を開始したと発表した。
2025年に成立した保険業法の改正により、保険代理店には「法令等遵守責任者」や「統括責任者」の設置義務、苦情対応体制の整備、兼業業務の監視強化など、業務運営に関する体制整備が厳格に求められるようになった。
これにより、特に大規模乗合代理店や兼業代理店では、法令対応や業務品質の確保に向けた運営・コストの負荷が急増している。
「保険センター立上・運営サポートサービス」は、保険代理店が求められる体制整備や業務プロセスの見直しに対応し、センター設計から運用までを伴走型で支援するサービスだ。
保険業界特有の業務要件に対応した設計・運営体制を構築。複数の保険会社や商品・費目に対応可能な柔軟な運営を実現する。
生成AIやデジタル技術を活用し、業務品質の向上と低コスト運用を両立。24時間365日の対応体制も構築可能にした。
TMJ拠点を活用した委託形態での伴走支援も行う。既存拠点の活用により、コスト効率化と人材・ノウハウの提供を実現。人材育成などの業務も代行できる。
新規業務でも標準化・運用までを支援。保険業界におけるBPO実績を活かした専門的なサポートを提供する。
保険業界では、法改正や顧客ニーズの多様化により、運営体制の高度化が求められている。TMJは総合BPOベンダーとしての強みを活かし、保険代理店の「自立した運営体制構築」を支援するとともに、業界全体のCX・DX推進に貢献していく。
TMJは損害保険業務における豊富な運営実績を有し、毎年25件以上のセンターおよび新規業務立上を支援している。現在、損害保険・生命保険領域で220を超える業務を運営し、自動車保険カスタマーセンターの立上伴走支援や再構築に向けたコンサルテーションも展開中だ。
TMJは1992年に設立され、2017年にセコムの100%子会社となった。世界でも例のない継続型の会員制事業で培った生産管理、品質管理のノウハウを活かし、多種多様なクライアント企業のコールセンターの設計・運営から、調査・分析、人材派遣、人材育成などのサービスを提供している。




