ダイハツと専門学校HAL、次世代軽自動車のデザイン提案…Z世代が地方活性化に焦点

『E-NOVA』
『E-NOVA』全 12 枚

ダイハツ工業と専門学校HALは、量産車先行開発をテーマとした産学連携プロジェクトを実施した。

【画像】ダイハツの次世代軽自動車のデザイン

このプロジェクトではスモールカーという限られたサイズの中で、Z世代が持つ自由な発想を生かし個性あふれる幅広いデザインコンセプトを提案した。学生たちは企業で取り組む開発プロセスに沿い、リサーチからアイデアスケッチ、モデリング、プレゼンテーションまで手がけた。

プロジェクトのテーマは「地方を元気にする10年後のダイハツ車」。学生たちは10年後の社会を想定し、地方活性化に向けたアプローチに焦点を当て、スモールカーならではの個性や遊び心を感じさせる新たなデザインを提案した。

2025年4月に始動し7月中旬に学内で成果発表、上位6名がファイナリストに選出された。ブラッシュアップを経て9月中旬にダイハツ工業デザインセンターで最終プレゼンテーションが行われた。

審査はデザイン部部長・皆川悟氏らが担当し、1位から3位までの優秀作品を選出した。1位はHAL大阪カーデザイン学科の野田恒星氏の『E-NOVA』で、2人のカップルが各地を訪れ思い出をストレージに集めて絆を深めるモビリティ。2位はHAL東京の都築達朗氏の『思い出に残るためにどうしよう :Do』で、車を持ちたくても持てない人に寄り添い、地方でゆったり暮らせるモビリティ。3位はHAL名古屋の高住知加氏の『遊歩車』で、伝統美と花札の世界観を取り入れ地方の風景を味わう体験を提案した。

HALはこのような産学連携プロジェクトを通じ、学生がプロと同じ目線で企画・制作を経験し、就職活動に役立つ実践的なモノづくり教育を行っている。専門学校HALは東京・大阪・名古屋に校舎を持ち、ゲームやカーデザインなど多分野で即戦力を育成。希望者就職率100%の実績を誇る。

ダイハツ工業は1907年創立で内燃機関の国産化を目指した歴史を持ち、「お客様に寄り添い、暮らしを豊かにする」を使命にスモールカーを中心にモノづくりと地域密着販売を推進する。海外はASEAN地域で現地生産や人材育成に取り組み、自動車産業の発展に寄与している。

《森脇稔》

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