ポルシェ『911 GT3』、究極の純正オプション「マンタイキット」設定…ニュルで約2.8秒短縮

ポルシェ『911 GT3』現行型(992.2)向けのマンタイキット装着車
ポルシェ『911 GT3』現行型(992.2)向けのマンタイキット装着車全 8 枚

ポルシェは11月21日、「911」シリーズの高性能モデル、『911 GT3』現行型(992.2)向けのマンタイキットを欧州で発表した。ポルシェのレースパートナーのマンタイと共同開発された純正オプションだ。

【画像】ポルシェ『911 GT3』現行型(992.2)向けのマンタイキット装着車

サーキット走行を重視した高性能エアロダイナミクスと改良されたサスペンション、最適化されたブレーキ部品を特徴とする。マンタイキットは従来のヴァイザッハパッケージを凌駕する性能を実現し、ニュルブルクリンク北コースを6分52秒981でラップ。先代モデルより約2.8秒速かった。

エアロパーツは1.5mに延長されたアンダーボディのエアディフレクターをはじめ、フロントリップの延長やフロントアンダーボディの特殊ディフューザーフィン、スワンネック搭載のワイドウイング、拡大したリアディフューザーなどが含まれ、285km/hで路面走行モード時355kg、サーキットモード時には最大540kgのダウンフォースを発生する。

サスペンションはフォーウェイ調整可能なコイルオーバー式で、跳ね返りと圧縮減衰を工具不要で設定できる。スプリングレートは先代より10%増加し、高ダウンフォースに対応した安定したハンドリングを実現。オプションで軽量の20インチおよび21インチ鍛造ホイールを選択可能で、ブレーキには編み込みスチール製ブレーキホースを標準装備し、レーシングパッドもオプションで用意される。

外観の個性化にはカーボン製ドアシルトリムの照明付きマンタイロゴやLEDドアプロジェクター、カーボン製エアロディスクのカラーバリエーション、レーシング用のトウストラップ、カーボン製のフロントエアアウトレットやリアエアインテークなどがある。

2025年のニュルブルクリンク北コース20.8kmで、DTMチャンピオンのアイハンカン・ギューヴェン選手がマンタイキット装着の911 GT3をドライブし、6分52秒981をマーク。前作比を達成した。天候コンディションがベストではなかったため、さらなるタイム更新の可能性があるという。

このマンタイキットは2026年3月からポルシェセンターで販売開始され、車両の新車保証も維持される。

《森脇稔》

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