中国GAC、欧州向けEVの組み立てをマグナに委託…オーストリアで生産へ

GACの電動SUV『AION V』の欧州仕様をマグナが受託生産
GACの電動SUV『AION V』の欧州仕様をマグナが受託生産全 4 枚

中国の自動車メーカーGAC(広汽集団)とカナダの自動車部品大手マグナ・インターナショナルは、電動モビリティの加速と欧州におけるEV協業拡大に向けた大規模な協力プログラムを発表した。

【画像】AION V

この協業は、GACが欧州市場へのコミットメントを強化し、技術協力・供給・販売を拡大していく姿勢を示すとともに、車両製造分野におけるマグナのリーダーシップを際立たせるものとなっている。GACの電動SUV『AION V』に関する現地化・カスタマイズ協業は、現在マグナのオーストリア・グラーツ工場で進行中だ。

GAC INTERNATIONALのWei Haigang社長は「欧州は、GACのグローバル展開において極めて重要な市場。マグナとの協業により、スマートテクノロジー、サステナビリティ、そしてクラフツマンシップというGACの価値を体現した欧州で組み立てられた電気自動車を、欧州の顧客に届けることが可能になる」と述べた。

マグナ・コンプリート・ビークルズ社長のRoland Prettner氏は「今回の協業は、自動車メーカーがマグナの専門性に寄せる信頼を示すもの。私たちの現地リソースと技術的優位性により、GACのような自動車メーカーが、地域に根ざした開発戦略を効率的かつ安心して実現できるようになる」と付け加えた。

欧州NCAPで五つ星評価を獲得したAION Vは、フィンランド、ポーランド、ポルトガルでデビューした。GACは、新たなパートナーシップやサービス・販売ネットワークを通じて、さらに多くの欧州市場へ進出する計画だ。

卓越したオペレーションで知られるマグナのグラーツ工場は、共通ライン上で内燃機関車、ハイブリッド車、電気自動車を生産できる能力を備えている。125年に及ぶ製造経験を持つマグナは、これまでに40車種以上を開発し、世界中で400万台以上の車両を生産してきた。

GACとマグナは、電動化、デザイン、製造の専門性を結集し、モビリティの未来を共に創造している。これは、欧州およびその先に向けて、両社が品質・信頼性・持続可能なモビリティに取り組む強い姿勢を示すもの、としている。

《森脇稔》

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