【マツダ CX-5 最終試乗】トータルバランスの高さは、新型にも見劣りしない…島崎七生人

マツダ CX-5 XD Retro Sports Edition
マツダ CX-5 XD Retro Sports Edition全 19 枚

マツダ『CX-5』は、先のJMS2025会場でも新型(の欧州仕様車)が公開済み。日本市場での展開は2026年中とのことだが、発売されれば、実に9年ぶりのフルモデルチェンジということになる。

【画像】マツダ CX-5 XD Retro Sports Edition

そんなCX-5の現行型ではおそらく最後のチャンスになるのではないだろうか……と、試乗車を試しておくことにした。マツダ車ではこの10月に一連のクリーンディーゼル搭載車に新グレードの“XD Drive Edition”が追加されたが、試乗車として用意されたのは、それまで設定されていたレトロモダンがテーマの特別仕様車の“Retro Sports Edition”だった。

◆新型に対しても見劣りしない内外装の質感

マツダ CX-5 XD Retro Sports Editionマツダ CX-5 XD Retro Sports Edition

ボディ色のサンドメタリックは街中でももうお馴染みだが、改めて眺めてみると、このCX-5では言葉で表現すると、控えめだが適度に軽く艶やかな雰囲気を醸し出しているところがいい。もちろんスタイルそのものも、今後、新型に対して急激な見劣りをしないであろうことは、ここ最近のマツダ車の街中でも見え方が証明している。

組み合わせられる内装も、テラコッタカラー×ブラックとし、シート表皮はレガーヌと呼ばれるスウェード調生地と合成皮革を組み合わせたもので、落ち着いた色調(座面と背もたれの一部に黒のパイピングが施されている)としっとりとした感触。センターコンソールやドアトリムにはブラウンのステッチが施されるなどしており、まさにレトロモダンな、これから長く乗ってもずっと飽きが来ないのでは?という雰囲気に仕立てられている。

マツダ CX-5 XD Retro Sports Editionマツダ CX-5 XD Retro Sports Edition

あとは現行CX-5そのものの資質の部分だが、今回しばらくぶりに試乗してみて1番に実感したのは、このクルマのトータルバランスの高さだった。とくに全長4575mm×全幅1845mmのボディサイズは今や絶妙で、ゆったりとした室内空間を実現しながら、実際に乗ると、スーパーの駐車場などで決してボディサイズを持て余さず、思い通りの駐車ができる。

◆快適性が高く、穏やかで自然体な走り

マツダ CX-5 XD Retro Sports Editionマツダ CX-5 XD Retro Sports Edition

走りも自然体だ。4気筒の2リットル直噴ターボディーゼル(200ps/45.9kgf・m)は低速からアクセル操作に対するツキがよく、運転しやすく、100km/h時は2000rpmを大きく切るエンジン回転に落ち着き、高速巡航も余裕があり快適性が高い。乗り味、ステアリングフィールなどもトガったところがなく、総じて穏やかなものだ。

後席は座面サイズが十分でサイドウインドゥも明るく(広く)視界がいいから、ファミリーでのドライブにはうってつけだ。ラゲッジスペースは筆者実測で幅が1050mm、奥行き950mmとゆとりがあるから、このスペースならさまざまな用途をこなしてくれるはず。

マツダ CX-5 XD Retro Sports Editionマツダ CX-5 XD Retro Sports Edition

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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