ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、12月3日から6日まで開催される2025国際ロボット展(iREX 2025)において、出展と講演を実施すると発表した。
国際ロボット展は1974年の初開催以来、隔年で開催され、今年で26回目を迎える。国内外の最先端ロボットやAI、ICT、要素技術などロボットに関わる世界中の最新技術が一堂に展示される。
ユニティはブース出展を実施し、11月に発表したばかりの産業向けノーコード・ローコードツール「Unity Studio」を初めて展示する。このツールにより、分野の異なるエンジニアが3D制作をより簡単に扱えるようになる。会場では3Dコラボレーションや顧客体験、自動車などに搭載されるHMI(ヒューマンマシンインターフェース)のデモをUnity Studioで体験できる。
ブースでは、はじめてロボットを取り扱う方でもすぐに簡単に使うことを可能にする、三菱電機がUnityで製作した協働ロボットASSISTA用のソフトウェア「RT VisualBox」を展示する。高精彩のロボットシミュレータと直感的な操作でアームを動かして位置を記憶させる「ダイレクトティーチング」や画面のタッチ操作による「ビジュアルプログラミング」を実装している。
NECのブレーカー交換作業のバーチャルトレーニングでは、Meta Quest 3を用いた体験が可能だ。ハンドトラッキングによりコントローラーを使わずにVR空間内の操作ができ、作業プロセスはPCのダッシュボードにて可視化、分析することができる。また、受講者に対して検証可能なデジタル証明書である技能VC(Verifiable Credentials)を発行することができる。
積木製作の安全体感VRトレーニングは、実際の労働災害をリアルに再現し、危険を「体感」しながら学べる教育コンテンツだ。高所作業や重機周辺など、日常の現場で起こり得る事故を視覚・聴覚・操作体験を通じて疑似体験し、安全意識の向上や危険予知力の強化を促す。
ソニーの空間再現ディスプレイ「ELF-SR2」も展示される。裸眼で3DCGの立体視が可能なこのディスプレイは、外部モニターとしてPCと接続し、Unityに対応した開発キットを通じコンテンツ開発に活用可能だ。発売中の「ELF-SR2」は27型の大画面化かつ高精細な空間映像と高速処理により没入感あふれる体験を実現する。
ユニティは「Unityが実現する直感HMIと次世代ロボット開発」と題し、三菱電機ロボット製造部の坂井俊介氏と共同で「MELSOFT RT VisualBox」を中心に製造業界で活用されるUnityについて講演する。
講演は12月3日13時30分から14時10分まで、東京ビッグサイト セミナー会場C(柱8ホール)で実施される。
展示ブースは東京ビッグサイト 柱8ホール、小間番号E8-04となっている。




