イタリアのレーシングカーコンストラクターのJASは12月2日、同社初となるスーパーカーを『Tensei』と命名したと発表した。初代ホンダ『NSX』がモチーフの同車の写真を公開している。
Tenseiは日本語で「再生」を意味する。この名称は、初代ホンダ『NSX』のDNAに基づいた超現代的なスーパーカーの再解釈を創造し、アイコンとなった特性に忠実であり続けるというプロジェクトの理念を示している。
Tenseiは2025年11月、富士スピードウェイで開催されたJASのアジア販売パートナーのSPSグローバルのイベントにおいて、一部の顧客にワールドプレミアとして披露された。
Tenseiは初代NSXに敬意を示し、ピニンファリーナがスタイリングを手がけたカーボンファイバー製のボディとインテリアを特徴とする。ピニンファリーナは初代NSXのルーツとなったコンセプトカー『HP-X』をデザインしたことで知られる。
また、Tenseiには、JASが過去30年間にわたって世界的な評価と成功を収めてきたレースの世界から派生した最先端技術と先進的なメカニズムを搭載する。
JASはイタリア・ミラノを拠点とするレーシングカーおよびロードカーメーカー。1998年以来ホンダの公式パートナーであり、当初はワークスチームとして、その後はエンジニアリングおよびカスタマーサービスプロバイダーとして活動している。レースでの勝利数は約1000回に上る。




