ベントレー、英空軍所属のチェコ飛行士を称える4台の「スコードロン・コレクション」発表…機体の塗装を再現

ベントレーの「スコードロン・コレクション」
ベントレーの「スコードロン・コレクション」全 12 枚

ベントレーは、第二次世界大戦中に英国空軍(RAF)で活躍したチェコ人飛行士たちに敬意を表した特別コレクション「チェコ・スコードロン・コレクション」を発表した。

【画像】ベントレーの「スコードロン・コレクション」

チェコのプラハの新拠点開設を記念して製作されたこのコレクションは、英国国防省の全面協力のもと、マリナー部門が手がけた4台の特別仕様車で構成されている。

各車両は、チェコ人飛行士が所属した4つのRAF飛行隊の記章とモットーをフィーチャーしている。カラーとトリムは各飛行隊の航空機を再現し、ヘッドレストにはマリナーチームが開発したレーザーエッチング技術で飛行隊の記章を精密に刻印。専用トレッドプレートには各飛行隊の主力機のシルエットとモットーが施されている。

『コンチネンタルGT』、『コンチネンタルGTコンバーチブル』、『フライングスパー』には、セントジェームズレッド、ベルーガ、シグナルイエローの専用ダイヤルベゼルを備えたベントレー・ローテーティング・ディスプレイが装備されている。これらの色は、チェコ飛行隊の塗装や記章に多用されていたものだ。

310飛行隊仕様のコンチネンタルGTコンバーチブルは、スピットファイアの空色迷彩を想起させるサンダーブルーで仕上げられている。ブラックライン仕様、22インチホイール、専用フェンダーバッジを装備。インテリアはインペリアルブルー、コニャック、ブルネルの専用カラースプリットで、ドアアームレストとシートバックにはヘリンボーンチャコールツイードを採用している。トレッドプレートにはマーリンエンジン搭載のスピットファイアのプロファイルと「我々は再建のために戦う」というモットーが刻まれている。

311飛行隊仕様の『ベンテイガ』は、ウェリントンとB-24リベレーターの中型・重爆撃機を運用した唯一のチェコ人部隊を記念している。サイプレスグリーンの外装にブラックライン仕様、ブラックペイントホイールを組み合わせ、戦時中の塗装を再現。インテリアはオータムとカンブリアングリーンの専用カラースプリットで、ダークティントのダイヤモンドブラッシュドアルミニウムがコックピットのような雰囲気を演出している。

312飛行隊仕様のコンチネンタルGTは、ハリケーンとスピットファイアを運用した戦闘機部隊をテーマにしている。バルナートソリッドグリーンにブラックライン仕様、22インチ10スポークホイールを装備し、ステルス戦闘機を思わせる配色となっている。インテリアはベルーガとアンスラサイトをベースに、ファーングリーンをアクセントカラーとして採用。トレッドプレートには「少数だが多大な貢献」というモットーが刻まれている。

313飛行隊仕様のフライングスパーは、RAFキャタリック基地を拠点とした最後のチェコ人飛行隊を記念している。サイプレスとアンスラサイトのデュオトーン塗装、ブラックライン仕様、専用フェンダーバッジ、22インチ10スポークホイールを装備。インテリアはゴンドラグリーンとグラビティグレーの専用カラースプリットで、4シート構成にフルレングスセンターコンソールを採用している。トレッドプレートには「一羽の鷹が多くのカラスを追う」というモットーが刻まれている。

ベントレーの本拠地であるクルーの工場は、1938年に航空機エンジン工場として開設され、27リットルV12マーリンエンジンを生産していた。このエンジンはスピットファイアやハリケーンなど、RAFの主力機に搭載された。1946年に工場は平和的な目的に転換され、最初に生産された車両がベントレー『Mk.VI』だった。チェコ・スコードロン・コレクションは、英国とチェコの長年にわたる絆と、暗黒の時代に生まれた希望と英雄主義を称えるものだ。

《森脇稔》

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