クルマを通じた人の広がり…第4回トダクラシックカー同窓会

第4回トダクラシックカー同窓会
第4回トダクラシックカー同窓会全 54 枚

埼玉県戸田市の道満グリーンパーク多目的広場で11月24日、「トダクラシックカー同窓会」が開かれ、スバルやいすゞを中心とした様々な旧車が集まった。主催は市内のトダピース/トダくらし不動産(戸田建設=河邉政明代表)。

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2022年に旧車仲間が集まり、戸田市のまちづくりの一環として始まった同窓会的なミーティングで、今回で4回目の開催。回を重ねるごとに仲間が増え、車両を入れ替えながら今回は約170台が集結した。

今回も、会員数が800名を超える自動車クラブ「Automobile Club Japan(ACJ)」をはじめ、いすゞ車中心に販売メンテナンスを行う「ISUZU SPORTS」、スバル『360』の「全日本てんとう虫の会」、川口自動車同好会などが協力した。

福島県から走って来たのは、珍しいスバル『ブラット』(1987年)。『レオーネ』ベースのピックアップトラックで、輸出専用車種だった。現在47歳のオーナーが17歳のときから所有しているとかで、純生色の「マイアミブルー」はそのまま。フロントグリルやバンパーは変えているが、ほぼノーマルを維持しており、「これからも長く乗りたいのでパワステにしました」と話していた。

トヨタ『スプリンター』リフトバック1600GT(1981年)もあまり見かけないクルマだ。「トヨタの昭和のFR車が欲しくて昨年のクリスマスに購入しました」と女性オーナー。ワンオーナーのまま納屋に32年間保管されていたもので、全塗装されているもののノーマル状態だったという。これを、何とリフト付きの自宅ガレージに持ち込んで自分で整備したという現役メカニックであった。

会場内には希少車や懐かしの名車がずらり。6Vから12Vにコンバートしてニュージーランドから直輸入したオースチン『セブン』(1937年)、アウトビアンキのアバルト系ではないスタンダードモデルの『A112』エレガント(1974年)、ミケロッティデザインのトライアンフ『ヘラルド』1200コンバーチブル(1967年)など、目立たないがかなりのレア車が参加していた。

今回は国産リトラ車のスペースも設けられ、トヨタ『セリカ』コンバーチブルや三菱『スタリオン』、マツダ『RX-7』、日産『フェアレディZ』など10台が並んだ。

また、サイクリングに適した当地に合わせ、1980~90年代のMTBを中心とした、ちょっと古いスポーツバイクを体験できる「オールドレンタサイクル」コーナーも設けられ、興味を持った人たちが池のほとりなどで試し乗りしていた。

この日は3連休の最終日とあって公園内のサッカー場やバーベキュー場などは早朝から賑やかに。旧車イベントにもたくさんのギャラリーが集まった。責任者のスタッフは「クルマを通じた知り合いが増えていくイベント。いろんな人といろんな話ができたりして良かったです」と笑顔だった。

《嶽宮 三郎》

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