「カッコよさに痺れる」メルセデスベンツの新型スーパーカー『GT XX』に「マジで売ってくれるの!」と期待の声

メルセデスベンツ CONCEPT AMG GT XX(ジャパンモビリティショー2025)
メルセデスベンツ CONCEPT AMG GT XX(ジャパンモビリティショー2025)全 20 枚

メルセデスベンツは、「ジャパンモビリティショー2025」において、4ドアの電動スポーツカー『CONCEPT AMG GT XX』を日本初公開した。SNS上では「個人的お気に入りマシン」「とてもカッコよかった」など高評価の声が多く見られた。

【画像】メルセデスAMG CONCEPT AMG GT XX

最高速度は360km/hを超え、電動車として新次元の性能を達成した。充電性能では、約5分間でWLTP基準400km分の航続距離に相当するエネルギーを充電できる。これはアルファルターバッハからスパ・フランコルシャンまでの距離に相当し、充電後は即座にフルパワーを発揮できる。

電動モーター技術は、メルセデスベンツの100%子会社である英国のYASAが開発したアキシャルフラックスモーターをベースとしている。メルセデスAMGとYASAの協力により、さらなる高性能化を実現した。高電圧バッテリー「High Performance Electric Battery(HP.EB)」は完全新開発で、メルセデスAMG「ONE」やフォーミュラ1の経験を活用している。新しいバッテリーセル開発、セルの直接冷却、高電圧化により高いシステム性能を実現した。

メルセデスベンツ CONCEPT AMG GT XX(ジャパンモビリティショー2025)メルセデスベンツ CONCEPT AMG GT XX(ジャパンモビリティショー2025)

デザイン面では、ダイナミックなファストバック、低いボンネット、急角度のフロントガラスが特徴的だ。サンセットビームオレンジの塗装は液体金属のような輝きを放つ。内装はレーシングカーのように必要最小限に絞られながらも、高級感を演出している。26cmのメータークラスターと35.6cmのマルチメディアタッチスクリーンの2つのLCDディスプレイで車両を制御する。

この革新的な電動技術は、高性能AMG電動アーキテクチャ(AMG.EA)をベースとした量産モデルに採用され、2026年にメルセデスAMGで量産開始される予定だ。

CONCEPT AMG GT XXは、8日間で4万0075km(2万4901マイル)を走行し、合計25の長距離記録を樹立した。この「8日間で世界一周」と呼ばれる挑戦では、2台のコンセプトカーが時速300kmで7日13時間24分07秒にわたって走行を続けた。特に注目すべきは、電気自動車による24時間走行距離の記録更新。従来の記録は14回にわたって更新され、24時間ごとの記録も圧倒的な差で上回った。

メルセデスベンツ CONCEPT AMG GT XX(ジャパンモビリティショー2025)メルセデスベンツ CONCEPT AMG GT XX(ジャパンモビリティショー2025)

記録達成の鍵となったのは、革新的なドライブトレインシステムだ。3つのアキシャルフラックスモーターと直接冷却バッテリーを搭載し、これらの技術は来年から新しい高性能AMG.EAアーキテクチャに採用される予定だ。

空力性能も記録達成に大きく貢献した。時速300kmでは駆動エネルギーの約83%が空気抵抗の克服に必要となるため、高速域での空力最適化が重要となる。同車両は空気抵抗係数0.19という優秀な値を実現し、これは重量90kg軽量化と同等の効果をもたらした、としている。

これに対しX(旧Twitter)上では、「今年目玉のGT XXはとてもカッコよかった」「個人的お気に入りマシン。カッコよさに痺れる」「凄すぎる」など驚きの声が多く見られた。また、「マジで売ってくれるの!」「このまま市販しそう」など、市販化に向けた期待の声も見られた。

《園田陽大》

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